それから1ヶ月後。。
ピノはまた内緒で少年のもとに行く。
少年は表情が変わり、素の姿に戻りつつあった
ピノ「このまま良くなれば退院出来るじゃないかなー」
ピノが安心したのも束の間、少年と親しく話す少女の姿が。。
その会話に入っていけない歯痒さでまた、胸が締め付けられる思いをしたのである。
ピノ「もう君には私は必要ではないみたいね。。」
辛い思いを抱えたままピノは、宇宙船に向かう。
それからというもの、ピノは少年に逢いに行く事は無くなったのである。
あれから5年の歳月が経ち、ピノは女王になり、結婚もし、3人の子供をもうけるまでになっていた。
でも、ピノは少年の事は一度足りとも忘れることはなく、少年との出来事を想い出にして生きている。
今ではキングダムに雨が降ることは当たり前になり、今日も雨が降る。それを窓越しで見つめながら、ぽろぽろと涙を流すピノ。
ピノの子供「どうしたの?ママ」
ピノ「あなた達にあの少年の話をしましょう」
ピノの子供「え?だれ、だれ?」
ピノ「あれはお母さんが地球に行った時の話。。」
終わり
前作の【ピノとキングダム~ピノとの想い出~】共々御愛読ありがとうございました✨
私にとってピノという存在は掛け替えのないものです。5年前の出来事を小説に出来たことは私にとって、嬉しくもあり、悲しくもあります。それでも作品に出来て嬉しいです!本当にありがとうございましたm(_ _)m
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