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明日テストなのに僕は一体何をしているのでしょう。



妹たちの朝食を作り終え学校へ行こうと玄関に出ると母の靴がなくなっていた。また、どこかへ行ったのだろう。

🌸「いってきます。」

誰にも届かない、返事が返ってくるはずがないが挨拶はきちんとする主義だ。当たり前のことぐらいは人間、できていないと基が成り立たない。


よく知った気配が背後から近づいてくる気がする。

🍍「おはよう。らん。」

予想を裏切らない、案の定のなつだ。

🌸「おはようございます。なつ。」

なつの視線を受けながら俺はあえてはなつの方を見ることはせず、言葉だけを返した。

こいつはこれには慣れているが何故か今日はそれでもなお、俺のことを少し屈んで斜め下から見つめてくる。

🌸「かわいい。」

少しニヤついていることと体勢が相まって少し幼さを出してきているのはなんとも愛らしい。

なつは俺の呟きにニヤつきをいたずらっ子のように更に深める。

🍍「だろ?これお前の真似。」

🌸「…そういや確かに俺そんなことたまにやるわ。でも可愛いのはなつだよ。」

ふわりとなつの髪を撫でる。

心当たりはたしかにある。いや、さ、少しのあざとさは人の前でやっとくと立ち回りが楽でなおかつ面白いものになるんだよ。

🍍「俺はお前可愛いと思うけどな〜。まあ、俺も可愛いのは知ってるけど☆」

🌸「そう。」

…こいつのこういうところすごいと思う。

🍍「ドライだなぁらんは。」

🌸「お前もだ。」

🍍「えーそうかぁ?ははっ」

己がドライなことなど自分自身が一番知っているはずなのに。少なくともなつは自己分析がうまいのだから。

俺もなつも人の情などが基本的に苦手だ。期待もできないし人を信じきれない。

それでも、こいつと、あとあの4人は信じようと思える。

なつなんて似た者同士だからこその互いの怖いところと共有できる物が多いのだからお互い様だ。こんな存在がそもそも希少なのは幼い頃にもう十分理解したんだよ。



以上です。社会に時間をかけすぎて英語の勉強が一切できていない。今から頑張ってきます。

今日も、生きているからさ、

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