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三浦湊(みうらみなと)
・高2
・穏やか、世話焼き
・距離が近い
朝倉恒一(あさくらこういち)
・高2
・照れ屋、強がり
・恒一には素直
2人は小学校からの幼馴染です!
周知の仲で、周りからも友達以上に見えてます!
では、スタート!
<恒一side>
朝、いつもの待ち合わせ場所に着くと湊がいる。
挨拶をする前から手が伸びてきて、無言でネクタイを直される。
なんだか気恥ずかしくなってしまって
「自分でできるし」
と強がってしまった。
「出来てなかったからさ」
余裕ぶった笑みに心がムズムズする。
授業中、肘が触れる。
離そうとすればすぐに離れられるが、お互い動かない。
気付けばそれが当たり前になっていた。
昼休み、湊と昼飯を食っているとクラスのやつが話しかけてきた。
「お前ら、今日も一緒に帰んだろ?
毎日とか仲良いよな〜」
「たまたま」
俺が答えると湊は何も否定しなかった。
自分で言ったはずなのにズキッと音がした気がした。
たまたま、なんだよな。
放課後、下駄箱の近くで知らない女に話しかけられた。
「朝倉くん、ちょっといいかな」
なんで知らないやつに、と断ろうとすると、先に朝倉が口を開いた。
「先、行ってるわ」
低い声。
目も会わないまま背中を向けられる。
どうしたんだろう。
疑問に思いながらも女に着いていくと、告白をされた。
恋人というものに憧れがあったはずなのに、なぜか断った。
自分でもよく分からなかった。
さっさと切り上げたのに朝倉はもういなかった。
校門の外にも。
「…本当に、先に帰ったのかよ」
え、俺なんでショック受けてんだよ。
一緒なのはたまたま、なんだし。
いつも大した話はしていないはずなのに、1人の通学路はとても長く感じた。