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わかめさん
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乱凪砂
仕事終わりに人気のない所で「ちょっとまって」と声をかける。
「君の事ずっと好きだったんだ」と振り絞るような声で一言。
少し照れながら「私と付き合ってくれるかな?もし嫌ならいやといってね。出来れば私は言って欲しくないけれど…」こんな事を言われると思ってなくて顔をチューリップのように真っ赤に染める彼女。こくんと頷くと「良かった。断られるかもと心配だったんだ。茨には早く言えと言われていたんだけどね。私と君が同じ気持ちなのが嬉しいよ。」
と優しい微笑みを向けると彼女もはにかみながら微笑んだ。それが愛おしくてたまらなくて、それと同時にもう逃がさないと強く思った。
七種茨
仕事中タイピングをしながら「ちょっと」と声をかける。
どうしたのと返事をすると「”俺”あんたの事好きです。俺と付き合ってください。」と耳を紅色に染めて小さな声でと呟いた。本当は普通に言うつもりだったし、それなりに恥は捨てたつもりだった。だから珍しくひねくれていない言葉では言えたけどどうしたものか声量が小さくなってしまった。自分でもひねくれてるし、なんでだよって思ってる。けれどもどうしたわけか彼女には聞こえていたみたいで、彼女もまた耳と顔を紅色に染めてえ?嘘でしょ…と言い返してきた。そこでもう恥などの線がプツンと切れたのか「あぁっ!もう!!そうですよ!!俺はあんたが好きなんです!!」と結構な声量で言ってきた。いいよ、付き合おっかなんて言ったら「じゃあデートしましょう!デートですよ!デート!」なんて深夜テンションで言うものだから疲れが溜まってるのかな?なんて心配される羽目になった。正気を取り戻したのは朝で全部記憶に残ってるタイプなもんだから、朝には「昨夜は本当にすみませんでした…。どうもこの七種茨も正気を失っていたようです深夜テンションって怖いですね敬礼~☆」といいあれ、昨日の茨くんはどこにいったかななんて思ったら「昨日の好きだって言った事は俺の本心ですよ」なんて耳元で声のトーンが低くなり優しい滑らかな声で囁くものだから彼女は耳を押えて顔を、真っ赤に染めた。それを見て満足気に笑い去っていく。これが七種茨。