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私はアカネ、幼馴染と組んだバンドでピアノを弾く。幼馴染と組んだこのバンドは私の全てだ。でも、5つ年上のボーカルのヤナセとの関係は歪んでいる。小学生の頃から彼は毎日私を犯し、
「お前は俺のもの」
と囁き続けた。私は抵抗しながらも彼に依存し、共依存の鎖に縛られたままバンドは売れていった。
同じく幼馴染だった大森元貴は、昔から目立たない子だった。静かで、いつも私とヤナセたちを遠くから見つめるだけ。羨ましそうな瞳が印象的だった。中学で彼は音楽のために通信制の学校へ行き、疎遠に。それぞれのバンド、Mrs. GREEN APPLEと私たちのバンドは成功し、フェスで再会するようになった。
「アカネ、変わらないね」
と彼の柔らかな笑顔に懐かしさを感じ、友達として親しくなった。
ある夜、彼のマンションで飲んでいた時、彼が切り出した。
「アカネ、俺、小学生の時から君が好きだった。初恋なんだ。」
その言葉に心が揺れ、私はヤナセとの関係を打ち明けた。
「ごめん…ヤナセとずっと…抜け出せないの…」と目を伏せると、彼の瞳が暗く光った。「それでもいい。君が欲しいんだ、アカネ。」執着に満ちた声に押され、私は彼と付き合うことを受け入れた。