ご本人様とは関係ありません!
地雷さんやBLとはなんぞや?って人はGo Back🔙
医者(nk×kr)、友情出演他メン
ほのぼの(?)、学パロ、モブでしゃばる
【恩と恋】〜続き
あらすじ
真犯人のストーキングで走り出すきりやんを、なかむが持ち前の判断力と先導力により、スマイルの家に誘導し、避難させる事に成功する。スマイルの気遣いによる食事を終えたところ、いきなりインターフォンが鳴ってしまう…。
kr side
sm「ん、出てくる」
nk「だ、大丈夫なん?」
sm「通報の準備はできてる」
通報…でもおかしくはないのか。クソ、どうか害はありませんように___!
__はい、ありがとうございます
__それでは
__はい
あれ?問題ない感じ?
良かった…__
ガタン!
__クソ…
「!?」
nk「ダメ、行っちゃダメ。不審者が扉に手入れてきてる。パンダパーカー持ってるから秋川さんだよ」
「っ、マジか…」
nk「…1分待ってて。すぐ戻るから」
「え、」
そう言って別の部屋に入っていってしまったなかむ。
待って、一人にしないで。嫌だ、置いてかないで。
「いや、なかむッ、いかないでぇっ」
その叫びは彼に届くはずもなく。
一人になった途端に途轍もない不安に襲われた。スマイルは玄関で俺を守るように秋川さんを止めてくれている。なぁ、そこまでして何がしたいんだよ。
なかむ…。
あぁ、いつの間にか、なかむは俺の心の拠り所になってたのか。
早く、戻ってきて…。
いやだ
お願い…
sm side
「はい」
*「すみません、これ、」
「?届け物ですか?」
*「はい…何故か私のところに届いてて」
「はぁ…」
*「じゃあこれお願いします」
「はい、ありがとうございます」
*「それでは」
「はい」
なんだ?宅配は頼んだ覚えがないし、俺に物を送ってくる奴でも連絡はきてない。親だって仕送りとかはしてもらってないから特に心当たりとなるものはない…。
そう考えながら扉を閉めようとした瞬間。
ガタン!
「!?」
「クソ…」
油断していた。やはり、不審者。秋川だった。よく見ればパンダパーカー持ってんじゃねぇか。迂闊だった…。
意外と、力が強い。さすがは野球部マネージャー。色んなものを運んだり設置したりなんなりしているから、いつの間にか比較的強くなっていたのか。やっぱり、桐生…じゃなくてきりやんを攫おうとでも考えていたのか?
もうちょっと鍛えておくんだった…。ちょっと強い女子と互角くらいだなんて、そら皆に「お前はもうちょい力つけた方がいい。これマジな?」だの「スマイルワンチャン女子にも勝てない」なんて言われてもしょうがない。
「帰れ…」
秋川「嫌よ。折角来たのに」
__やっと準備が整ったのに
ゾクッ
「ヒュッ」
背筋が凍った感覚がした。
気づいた時には俺は扉から手を離していた。
「あっ」
ダンと音が鳴ったと思ったら、俺は壁に叩きつけられていた。普通に痛い。頭ぶつけたし。
脱ぎ捨てられすらせず、汚れた靴の跡が廊下に続く。
リビングへの扉が開けられる。
マズい。そっちには、きりやんが__
nk「待て!!」
「!!!」
なかむが彼女を止めた。それと同時に風。髪が揺れ、反射的に目を瞑る。再び開くと、
見慣れた緑の姿。
sh「大人しく着いてこい」
nk「警察は?」
sh「外でぶるーくと待機してる」
nk「一人で行ける?」
sh「ちょっと無理あるな?」
二人は暴れる彼女をしっかりと捕らえ、外に出る。いつの間にか来ていた警察が引き取り、後で被害届やらなんやら出さなきゃっぽい。
ストーカー規制法とか、あぁ、不法侵入?何に当てはまるのだろうか…。
sh「スマイル、大丈夫か?」
「ぇ?」
sh「すごい音鳴ってたよな。背中大丈夫?」
「え、多分大丈夫…」
立ちあがろうとすると、急激に背中と頭に痛みが走った。
「〜〜ッッ!」
sh「だよなぁ…」
nk「大丈夫?ごめんやんの所行ってくる。シャケ頼んだ」
sh「おう、頼まれた」
悪い事をしたな。無事だといいが…。
とりあえず、リビングに向かうか。
そう言えば、シャークんが肩を貸してくれた。小柄だから歩きづらいけど、楽に移動できそうだ。
nk side
「きりやん!」
リビングに戻ると、端っこで蹲っているきりやんがいた。震えているようで、相当怖かった事が伺えた。
kr「なかむ…もうどっか行かないで…」
「ッ!」
涙を流す好きな人。こんな状態で俺はこの子を一人にしたのか。余りにも最低じゃないか。
kr「怖かったよ…。急に大きな音鳴ってッ、足音が近くてッ、扉ガチャガチャってぇッグスッ」
「だよね、怖かったよね、ごめんね」
「一人にしてごめんね」
「もう置いてかないから」
「もう二度とこんな思いさせないから」
…今は二人きり。
もう、言ってしまおうか。
ちゃんと、自分から。噂なんかじゃなく、自らの口から。
「好きだよ、きりやん」
「こんな状況だけど、付き合ってください」
kr「…」
あは、だよね。
沈黙だよね。
こんな中告白して、OKしてもらえるはずがない。
自分を独りにしたクズとなんて。
好きでもない、悪評まみれの奴なんて。
nk「…ごめん、やっぱなし__」
kr「お願い、、します、、、」
「へ?」
kr「だから、もう置いてかないんでしょ?こんな思いしなくていいんでしょ?」
kr「守ってくれるんでしょ…?」
kr「ちがうの、、?」
「違くない!!」
「全く違くない!!」
kr「じゃあ、よろしくしてよ」ニコリ
「ああああああああ((尊死」
kr「え待って待って待って」
急な笑顔はガチで死ぬ。
マジで?これ夢じゃない?目の前のこの子、俺の彼女なの?マジ?マジ??
最高じゃん。
最悪な日かと思ったのに、変わっちゃったな。
今回は俺が助ける番、って思ったけど、これからもいっぱい守っていかなきゃ。
本望だよ!!
sm「パチパチパチパチ」
sh「よかったな」
br「おめでたいねぇ」
kn『そうだね゛、お゛めでとう』
「!?!?」
kr「…鮫川くんと、紅葉くんときんとき?なんで、?」
sh「俺とぶるーくはなかむに呼ばれた」
br「そうそう。スマイルよわよわだから」
sm「ぶっ飛ばすぞ…」
br「でもあの人に突き飛ばされたじゃん。もっと力つけなね」
sm「そんな俺に腕相撲負けるのはどういう了見でいるのかな???」
br「ピッ」
kn「俺は゛ッッゲホッエ゛ホッ」
br「きんさんは告白の場に僕が居合わせたとき俺がいなかったら電話してwって言われたからw」
kn「あれ冗談…」
可哀想なきんとき。
てかいつものメンツ全員集合じゃん。うわ、無意識に二人も呼んだのね俺…。
「そうだ、きりやんも翠をシャークん、瑠樹をぶるーくって呼んだら?」
kr「え、」
「2人もいいけど、6人もいいんじゃない?俺だけ4人と一緒にいるのもなんだし」
sh「じゃあよろしくな、きりやん」
br「僕も!きりや〜ん!」
kr「ぁ、う、シャークんとぶるーく?」
暴「「うん!/おう!」」
仲良くできそうでよかった。
あー、口角下がんねぇ…。
kn『見えてるよなかむ』
「ファッ!?」
あの後、きりやんとスマイルが警察署に行って被害届を出した。スマイルの家に行く時、一応動画撮ってたけど、それも証拠として提出ができた。よって、ストーカー規定法違反が発生かな?他にも拉致未遂、傷害、不法侵入やら色々あったけど、最終的にどうなったかは聞いてない。未成年だから軽くなるかもしれないのが苦しいけどね。
秋川さんはしっかりと退学処分になったよ。理事長と担任の先生、母さんからはこれでもかと言うほど謝られた。普通に許したくなかったし、条件良かったから担任変更だのなんだの色々してもらったんだよね。
sh「最近なかむが構ってくれないんだよね」
br「来年全員同じクラスになればいいのにね」
sm「人数多いし、望み薄だけどな」
kn「まぁいいんじゃない。あ、そこいちゃつかないでくださーい」
kr「いいじゃん別に。付き合ってるし」
「非リア嫉妬すんな〜」
kn「非リアじゃねぇし」
「嘘だ、彼女いないでしょ」
kn「俺シャケと付き合ってるからね?」
sh「はっ!?//」
「嘘じゃん!シャケ驚いてるよw」
sh「なんで俺なんだよ…」
俺が気づいてないとでも思ったのかな。
袖引っ張ってるの気づいてるよ、きりやん?
かぁわいいなぁ。
「好きだよ、きりやん」ヒソッ
kr「!?」
kr「…知ってる」
__俺も好きだよ。
ホント、幸せ。
バチ長…合計約15000文字でした…w
そう言えばあの後借金は付き合ったようですよ?そして、brさんがsmさんに僕らも付き合っちゃう〜?と遠回しガチ告白したら一度振られたらしいですね。えぇ、一度。
ちなみに前編最序盤のきんときの友人の様子がおかしい、というのは、なかむがきりやんに恋してスマイルと同じような事を言ってたんですね。でもさすがに本人には言えないとおかしいに済ませたわけです。
パンダパーカーは新しいのを買ったようです。
nk「流石に同じの着続けるのは無理かも…」
閲覧ありがとうございました!
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