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rn
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#あべさく
夢花𓂃𓂂ꕤ*.゚
13,180
【向井side】
ここでバイトを始めてから、
数日が経った――。
悪魔は、本当に人間のように、
この世界へ自然に溶け込んでいた。
🖤「そう。次はこれを入れる」
🧡「はい!」
俺は今、目黒くんに酒の作り方を教わっている。
驚くほど丁寧で、
そして――どこか優しい。
相変わらず無表情で、感情は読めないけど…
🧡(……調子狂うな…)
でも、これはきっと建前だ。
誰にでも同じように接して、
相手を信用させて、
そして……触れてきたんだろう。
実際、客とのやり取りを見ていても完璧だった。
自然な笑顔。
さりげないボディタッチ。
相手との距離の詰め方。
🧡(……もう、プロだな)
ほんの少しだけ、
尊敬してしまう。
🧡(でも……)
🧡(目黒くんには、絶対に触れられないようにしないと)
悪魔に触れられれば、
俺が天使だと気づかれてしまう。
そう思っていた――
その瞬間。
目黒が、客の手を握った。
指先が、絡む。
🧡(まずい……!)
悪魔の力が、流れ込んでいく。
空気が、わずかに淀む。
🧡(うわ!どうしよう!?)
🧡「あ、あの……っ!」
止めなければ――――!!
🧡「あっ!!」
ガシャーンッ!!
派手な音を立てて、皿が砕け散る。
店内の視線が、一斉にこちらへ集まった。
🧡「す、すみません!!」
すかさず、目黒がこちらへ駆け寄ってくる。
🖤「大丈夫か?」
近い。
……闇の匂いがする。
🧡「だ、大丈夫です!」
🖤「血、出てる。手、見せろ」
拒む間もなく、
目黒の大きな手が、俺の手を包み込んだ。
その瞬間――
――ピシッ……!!
二人の皮膚が触れ合った場所から、
目には見えない光が、一瞬だけ激しく弾けた。
🧡「……っ」
🧡(やっちまったぁああ!!)
🖤「……え」
衝撃に、二人は同時に顔を上げる。
視線が、交差した。
目黒の瞳が、一瞬だけ大きく揺れた。
けれど――
次の瞬間には、何事もなかったかのように平静を装う。
🖤「じっとしてろ」
ハンカチで、血を押さえる。
その手つきは、驚くほど優しかった。
🧡(……バレたよね!?)
🧡(俺のバカ!!)
🖤「……」
目黒の手が、ふと止まる。
周囲の客たちが遠ざかった隙を見計らい、
目黒は低い声で、俺の耳元に囁いた。
🖤「……あんた、何者?」
🧡「……」
嘘は、つけない。
心臓が、嫌なほど大きく鳴っている。
🧡「えっと……」
🖤「閉店後、残れ」
🧡「……はい」
🧡(……消されるのは、俺のほうかも……)
――つづく。
コメント
9件
やべーこの作品の最後がめっちゃ気になりますー!続き待ってます!
天使と悪魔パロ大好きなんですっ!!!(*/ω\*)キャー!! 2人に羽生えてると思うと興奮が止まりません(◜֊◝ ) しかもMIさんが書く天使悪魔パロですよ!! 神に決まってんじゃん😭✨
何されるんや、怖い。けど楽しみ