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“注意事項”
・二次創作
・ろふまおメイン
・同じメンバーがもう1人ずついます
・戦闘します
・乗っ取ろうとしています
・怪我表記ありき
・死ネタありき
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
不破視点
目の前がキラッとなったと思っていた暫くした後、目を開いた。
目の前には俺がいた。
一旦この短い間で辺りを見渡そうとする。
『あ、ゆっくり見てもらって構わんよ。』
「…あ、あざっす…」
俺の様子を見てなのかそう言ってくれた。お言葉に甘え、辺りをじっくりと観察をした。
部屋は紫チックで、俺が今までやってきたゲームや、飯屋と書いてある看板、デケェシャンパンタワー。
俺の要素がギュッと濃縮されたような、そんな空間やった。
「はぇ〜…すげ〜。」
『やろ?凄いやろ?アンタが好きそうな奴を部屋いっぱいに詰めてやったんやで。』
そう言いながら肩を組んでくる。正直ビビった。
『んで、あれがな、今まで組んだチームの名前で、あれがNo,1になれた瞬間のお前。』
凄いフレンドリーに話し掛けてきていた。
「すげぇ…」
俺はその風景に見とれていた。あまりにも楽しすぎる、理想的な空間だったからだ。
『…んじゃ、お喋りはこんくらいにして戦おか〜。』
そう言って一旦俺から離れていく。忘れてたかのようにそのオレはこちらに何かを投げてくる。
「…銃!?」
『えぺとかスプラとかお前好きやん。』
「そりゃあ…な?」
『どうせオレに手も足も出ないと思うからナイフなんか使わずにそれ使えよ。』
ちょっと腹が立ったが立場がちょっとでも有利になったと思い、気を鎮めた。
『んじゃ、オレナイフ使うから。頑張って当ててな〜?』
そう言って銃を構えようとした途端、目の前に数十mくらい離れていたはずのオレが現れた。
「ッえ!?!?銃関係ないやんけ?!」
咄嗟に左手に持っていたナイフを俺の方へ振った。
『うっわ危な!やるやんけ!』
後ろへ1歩引いたオレに向かって銃口を向け、トリガーを引く。
バンッ!と大きな音が鳴った。
『…ん、甘いな〜〜!!!お前は!!』
いとも簡単に避けられた。
「うるさいわ!!」
左に弧を描くように弾を避けていったオレにすかさず2、3発撃ち込んだ。
…だけど全部外れた。オレは持ち前の体幹を活かし、最小限で弾を避けていっていた。
『にゃは、首取ったった!』
そのまま左から回ってきて、真横に移動していたオレが、俺の首目掛けてチョップをしてきた。
「あがッ、!?」
受け身も取れずに、がら空きな首元目掛けてチョップをしてきて、そのまま倒れていく。
『よーし。後は刺すだけや〜!!』
目の前がぼやける。
あ〜、俺呆気なさ過ぎ。なんで昨日お酒沢山飲んじゃったんやろ…反応がいちいち遅れてもうた。
どうせなら人生全うして逝きたかったなぁ…
…にしても、流石に刺すの遅くない?
そう思い、なんとか重い瞼をゆっくりと開けた。
『…は?』
びっくりした。…もう1人のハルがオレの腕を抑えている。
『おめェ甲斐田ァ”!邪魔すんなよ!?』
『どういうつもりなんや!!!』
『せっかく殺れそうやったんやぞ!!オレはコイツの息の根を止める事が目的なんや!!』
『…もう1人の僕からstop出た。』
『はぁッ!?』
オレは怒り狂っているようだった。自分で言うのもなんだがあんなにも冷静に行動してた奴がこんなにも腹を立たせてるなんて意外だった。
『ックソ、なら甲斐田を殺れば良いんよな!?』
『違う。』
『今からお前を殺ればコイツを殺れるんよな!?』
『違う。』
怒り狂っているオレに冷静に対処する甲斐田。
『アニキ。…少し眠っててもらいますよ。』
そう言って甲斐田はオレの胸に手を当てた。
『ッ!?』
オレは1歩後退していった。
『ちょ、動かないでください。』
そう甲斐田が言うとオレの身体を抱き寄せて胸に手を当てた。
オレが何とか逃げれないかとモゾモゾと動いているのが目に見えて分かった。が、甲斐田の方が強いのかびくとも動かなかった。
『ッかいだ、ッ…やめろ…っ…』
甲斐田はオレの目を冷たく、真っ直ぐ見て何も言わない。
『ッぁ、あ…ご…め…』
その様子に俺は静かに恐怖した。
『…これだからアニキは手間掛かるんだよなぁ…』
さっきまで活発に動いていたはずのオレが呆気なく倒れていった。
そして、パラパラと身体が崩壊していっている。
どんなホラゲよりもホラゲな状況な気がする。
『…安心してください。この不破さんはまた後で会えるんで。』
一仕事が終わったかの様にこちらを振り向き、柔らかみがある声でそう言い放った。
「ッえ、あ、ぇ、」
『じゃ、出口に向かってください。』
困惑している間もなく、甲斐田に押されながらも俺は部屋から出ていった。
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次回→4/14(水)