テラーノベル
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「ちょうどこんな…… 雨の降る、放課後だったそうだよ……」
「その女性の生徒が、階段の踊り場なら……
転落して亡くなったのは。」
「__みんな知ってるよね? 私たちの学校が建てられる前……」
「この場所にもともと建っていた 【中学校】 」
「不幸な事故だったって……。
当時の校長先生は、学校のことをまるで我が子のように、大事に思ってたみたい……」
「その事件をきっかけに、廃校が決定しちゃったんだって。」
「それ以来、心を病んでしまった生徒は……学校が閉鎖された当日に」
「校舎の屋上から身を投げて、自殺しちゃったんだって。
「……。」
「私たちの今いるこの学校は、 そんな呪われた跡地に建っているの 」
「しかもね、階段で転落死した生徒の方は、まだ自分が亡くなったことに気づいてないらしくって……」
「こんな雨の日の放課後には、真っ暗な校舎の中を、
今 で も 歩 い て る ん だ っ て……」
「そう、もうすぐだよ!
……『 7時を過ぎたあたり』」
「その生徒が現れる時、校舎は必ず『 停電で真っ暗』になるの。」
「**コンコン……**ってノックのあとに、**スゥッ……**と扉が開くと……」
「まっ白な顔が覗いてね……
『 ど こ に い る の〜〜?』……って!」
__その瞬間、外から雷が鳴り、同時に教室の中が停電する__
「うわあぁぁぁぁぁッ!」
「きゃあああぁぁぁぁッ!」
Firey「てて……てっ、停電だ!」
Match「ファイリー!ちょっと!おおきな声出さないでよね!」
Firey「だってさぁ!」
Leafy「えっ、なにこれ……?」
eraser「結構手が込んでるな、リーフィー」
Leafy「ワタシじゃない!ここにいたでしょ…… ……本当に停電だよ! 」
bubble「何……?この音。」
pen「……音楽室の方か?」
__コンコン…__
___ッ!
Leafy「うそ……!?」
(7時に停電で、ノック……!?)
Firey「__ッひいぃィィィ……!」
Pin「ちょ、ちょっとcoiny!なにしがみついてるのよ!……あとそこ、胸! 」
coiny「!? す、すまん! ……見えなくて。」
__コンコン……__
「……ひッ!」
Firey「うう…だからこんな時間まで残ってる怪談なんて嫌だったんだ!」
coiny「おいファイリー、開けてこいよ。」
Firey「はァ?!」
coiny「みんなブルってるだろ、可哀想だろ。」
Firey「お前が行けよ!」
coiny「俺は可哀想だと思わない。」
Firey「お前なぁ……」
__ファイリーが扉に手を伸ばした瞬間__
「誰か残っているのか……?」
「は や く 帰 れ……!」
Firey「うわあぁァ__!」
golf ball「おい!私を見るなり叫び出すとは何なんだ!」
Firey「ゴ、ゴルフボール……?!」
tennis ball「待ってよゴルフィ〜……」
Leafy「GB?どうしたの?もしかして怪談話に参加したいのかな?かな?」
golf ball「そんなわけないだろう!生徒会として、教室にまだ生徒が残っていないか確認していただけだ!」
pencil「生徒会って……誰もやろうとしなかったから決まっただけでしょ……」
__ゴルフボールは瞬時にペンシルの方に目線をやるが、ペンシルはすぐさまそっぽ向く__
coiny「ファイリー(笑)」
bubble「YOY!ファイリー、ファニーちゃんよりリアクション派かもぉ〜」
Fanny「比べられるの大嫌い!!!」
Leafy「ふふ♪♪ いつもFireyが1番いい反応してくれるから
怖がらせ甲斐があって、うん、楽しい!」
Firey「くッ……ホラーマニアだぅたなんて、聞いたことないよ、」
tennis ball「そんなことより、フラワーに客が来てるよ」
Flower「ん?アタイに?」
golf ball「おい、入ってこい」
__扉からルビーが入ってくる__
ruby「しつれいしま〜っす!!!」
Flower「ルビー!どうしたんだお前!」
ruby「フラワー!」
tennis ball「フラワーが傘を忘れたから……って、わざわざ届けに来てくれたらしいよ」
Flower「ルビー、そうなのか?すまないな」
ruby「えへへ……」
Match「そっか、ルビーって中等部だったじゃん」
pencil「中等部だから同じ場所じゃないけど、いつも登下校はフラワーと一緒に行ってるんだって?」
ruby「うん!フラワーが朝、傘忘れたって言ってたから!」
golf ball「おい、お前たち、もう7時まわってるぞ、はやく帰れ」
bubble「…………」
Leafy「え〜?……まだ帰りたくないなぁ〜」
coiny「このまま明日も文化祭やれそうだよな。」
golf ball「まだ片付けてなかったのか?!片付けておくよう言ったはずだが…
もう遅い、明日早く来てきっちり片付けろ!」
Leafy「あ〜……わかったわかった。 」
tennis ball「それじゃ……バブルも、名残惜しいけど……」
Leafy「向こうに行っても、元気でね?」
bubble「……」
Match「バブル、いなくなると寂しいなぁ〜……」
pencil「引越しって言っても、そう遠くないし、……冬休みには遊びに行くからさ。」
Leafy「…すぐまた会えるよ、私たち、ずっと友達だよ!」
bubble「みんな……」
__バブルは、今日の文化祭が最後の登校日だった__
bubble「みんな……、……ありがとう! ワタシ、みんなと会えて……本当によかった……っ みんなのこと、ずっと忘れない……!」
Fanny「……」
coiny「へへっ……」
Fanny「バブル?ほら……笑顔だ。」
bubble「……うん、みんなで、撮って?」
Leafy「わぁ!入る入る!」
coiny「俺も!」
Firey「ははは!僕も!」
ruby「ルビーも!」
__シャッター音__
Match「わ〜頂戴頂戴。」
pencil「携帯に送って〜」
Leafy「みんな……あのね……
帰る前に、ひとつお願いがあるの。」
Leafy「お別れの前に……やっていい?
」
pencil「な、なにそれ? へんな紙人形……」
Leafy「うん、これね……
ネットに載ってたおまじないなんだけど、
……これをやるとね、」
Leafy「その場にいたみんなが、ずっと離れずに、 いつまでも友達でいららるんだって。」
bubble「おまじない?」
Leafy「うん。……おまじない!」
bubble「YOY! やりたい!」
golf ball「フン、おまじないか、そんなもの、効果なんてないに決まっているだろう?ワタシは先に帰る」
tennis ball「ゴルフィ〜!……みんなごめんね?僕たち先に帰るね……」
__ゴルフボールは颯爽と教室から出ていき、テニスボールはそれを急いで追いかける__
Leafy「準備完了!」
「…じゃぁ、みんなでこの紙の人形をかこんで……」
「『壱子さんお願いします』って心の中で……えっと、」
「……7、8、……うん、9回唱えてね。」
「間違ってもいいから、絶対言い直しちゃだめだよ!」
「唱える回数が、人数より多かったり少なかったりすると…
失敗しちゃうらしいからね。」
Firey「……なぁ、リーフィー」
Leafy「ん?」
Firey「失敗……すると、どうなるんだ?」
Match「なんか、この人形気味悪いんだけど」
Leafy「失敗なんて許さないんだから、気合い入れてよね?」
Firey「えぇ? ……わかった。」
Leafy「それじゃ、いくよ、みんなも心の中で唱えてね?9回だよ?」
「……せーの、はい!」
…………。
Leafy「ふぅ、……ちゃんと9回、唱えた?」
bubble「YOI!」
Firey「ああ。」
eraser「……やべ、早く進めてくれねーと、心の中でもう1回言っちまいそうだ。」
Leafy「うん、じゃあみんな、手を伸ばして……この紙人形の、どこでもいいから掴んで? 」
ruby「掴んだよ〜、」
pencil「これでいいの?」
Leafy「ハイ、じゃ爪を使ってしっかり掴んだら、」
「みんなで引っ張って千切っちゃって!
……せーのッ!」
「はい!」
__ビリッ__
__紙人形を千切った瞬間、雷が鳴る__
Firey「うわあぁぁっ!」
Leafy「はい、お疲れさま〜、みんな、その切れ端を……」
「学生証入れとか、定期入れとかに挟んで、ずっと持っててね。」
coiny「ほ〜……? なにか意味、あんのか?」
Leafy「それを持ってる限り、ずーっとみんな……」
「友達で、つながっていられるんだって、そういうおまじないらしいよ!」
ruby「へぇ〜、いいね、これ!」
bubble「リゥーフィ、ありがとう!…宝物に、するね!」
Leafy「うん。……ね、きっとまた会おうね、みんなで!」
bubble「YOY!」
pen「……じゃ、みんな帰るか、」
__その直後、教室が揺れる__
pencil「っ!? ……地震!?」
__振動が更に強くなる__
Fanny「うぁっ!」
coiny「何だ…でかいぞ、おい!」
ruby「フラワー!」
Flower「ルビー!掴まってろ!」
__その瞬間、教室の床に亀裂がはいる__
Firey「!……なにっ?、」
Match「うそでしょ!」
coiny「マジかよ!……おい!」
__その瞬間、そのまま床が崩れ、全員が穴に落ちる__
〜chapter1に続く〜
コメント
1件
わ、第2話読んだよ!怪談パートから始まって一気にホラーかと思いきや、最後はバブルのお別れの温かいシーンでじーんときた……そこからのまさかの床崩落!展開が読めなくてやられたわ。Leafyの「おまじない」がこれからどう影響するのか気になるし、みんな無事か心配になってきた。続き早く読みたい!
はぴくらげ
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はぴくらげ
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