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「え…えへえへえへえへへへへへ…!!!そんなはっきり…
でもその通りです…ぼくにもタルで海を漂流するくらいの度胸があれば…
……………あの…お二人はそこまでして海に出て何をするんですか?」
「おれはさ海賊王になるんだ!!!」
『同じく、ふたりで立てた夢だから』
「え……か!!!か!!!
海賊王ってゆうのはこの世の全てを手に入れた者の称号ですよ!!?
つまり富と名声と力の"ひとつなぎの大秘宝"…あの"ワンピース"を目指すってことですよ!!?
死にますよ!?世界中の海賊がその宝を狙ってるんです」
「俺も狙う」
『うん』
「……ム…ムリです!!絶対無理!!ムリムリムリ無理に決まってますよ!!
海賊王なんてこの大海賊時代の頂点に立つなんてできるわけないですよ!!ムリムリっ!!
痛いっ!!!ど…どうして殴るんですか!!」
「なんとなくだ!!」
『いたそ…』
ルフィは自分の夢を否定されることを嫌う。
コビーは悪いやつではないが、それでもムカつくのはルフィの性によるのだろう。
「…でもいいや…慣れてるから…えへへへ…」
「おれらは死んでもいいんだ!」
「え?」
「おれらがなるって決めたんだからそのために戦って死ぬんならおれは別にいい」
『わたしもだよ』
「!!!(……!!…なんてすごい覚悟だろう………!!)し…死んでもいい…!!?」
「それにおれはエマと一緒ならやれそうな気がするんだけどなーやっぱ難しいのかなー」
『ううん、できるよ絶対』
ししっと笑うエマを見てルフィも、やっぱそうだな、と笑い返す。
コビーの目には二人がとても輝いて見えた。
「(…………………!!考えたこともなかった…)
…ぼくにもやれるでしょうか……!!し…死ぬ気なら…」
「ん?何が?」
「ぼくでも…海軍に入れるでしょうか…!!!」
「海軍?」
「エマさんやルフィさんとは敵ですけど!!海軍に入って悪い奴をとりしまるのが…ぼくの夢なんです!!!小さい頃からの!!!
やれるでしょうか!!!」
「そんなの知らねェよ!」
『ししっできるよ』
「いえ!!!やりますよ!!!どうせこのまま雑用で一生を終えるくらいなら!!
海軍に入る為、命を懸けてここから逃げ出すんです!!そしてアルビダ様…アルビダだって捕まえてやるんです!!」
初めて会った時よりコビーの目が輝いていたのは気の所為じゃないはずだ。
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