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「誰を捕まえるって!!?コビー!!!」
「うわあ!!!」
「『!』」
突如茂みの中から飛び出して来たのは金棒のアルビダと呼ばれる、コビーが雑用をしている海賊の女船長。
アルビダは小舟を壊し、コビーを吹き飛ばした。
「!!僕の船…」
「このアタシから、逃げられると思ってんのかい!?
そいつらかい、お前の雇った賞金稼ぎってのは…ロロノア・ゾロじゃなさそうだねェ」
「ぞろ?」
『名前かっこい』
「最期にきいてやろうか…この海で一番美しいものはなんだい…?コビー!!!」
「……!!え……えへへ、そ…それは勿論…」
「誰だこのイカついおばさん」
『金棒がよく似合ってるね』
「「「「!!!!」」」」
二人の出した言葉にアルビダは大激怒。船員の人たちも凄い焦っている。
そんな中エマは、ちょっと頑張れば絶対美人になる…とかなんとかよく分からないことを呑気に考えていた。
「こいつら…なんて事…!!」
「ルフィさん!!エマさん!!訂正してください!!この方はこの海で一番…一番…
一番イカついクソばばあですっ!!!!…は!」
「あっはっはっはっはっはっは!!」
『ししっ!!』
コビーの脳内には先程の二人の言葉が浮かんだ。流れで突如出てしまった言葉だったが、もう後悔はしていないようだった。
「このガキャーーーーーっ!!!」
「(くいはない!!くいはない!!僕は言ったんだ!!戦った!!夢の為に!!戦ったんだ!!)
っアアアアーーーーーーーっ!!!!」
「よく言ったさがってなコビー!!」
『コビーこっち、ルフィ任せた』
「ル…ルフィさん!!エマさん!!」
「同じ事さ!!3人共…生かしちゃおかないよ!!!! 」
ルフィに押されたコビーをエマがキャッチする。
アルビダに向かい合ったルフィに金棒が振り下ろされる。
「「「「!!」」」」
「ルフィさん!!」
『大丈夫、ルフィは強いよ』
「効かないねえっ!ゴムだから」
「「「「!!?」」」」
「バ…そんなバカな!!!アタシの金棒が」
「……!? !?」
「「「「うそだろォーーーーっ!!!」」」」
「ゴムゴムの銃…」
「な…!!??」
打撃はルフィには効かない。そして、にいっと笑って自慢の銃のようなパンチ、右ストレートを繰り出した。
その光景を見てししっとエマは笑った。
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