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あいつの球を取ったと思った瞬間カキーンと、空高く太陽に届くくらいまでスタンドまで白球が届いてしまった。
俺は九州大会に行くのが目標だった、一先ずは1回戦突破と言われてはいるものの俺自身の目標は変わらない。
あいつとは、小学校の頃からバッテリーを組んでいる。名前は聖。なんとも、高貴な名前だその名の通り優等生でとても明るいムードメーカーみたいなやつだ。あいつは元々、キャッチーをしていたと言うのも、高校一年生の時に先輩たちからの圧力、期待感からイップスになってしまったのだ。
イップスとは簡単に言えば、極度の緊張状態でボールがちゃんと相手の胸元に投げれないことだ。
俺はずっとあいつを見ていたが才能はピカイチだと思っていた。なによりも、誰も見捨てず小さいことからコツコツと出来るような先程も出たワードだが優等生のようなものだ。
そんなある日にあいつは色々な意味で変わり果ててしまった、、
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