テラーノベル
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「お母さんね、パパとお別れしようかなって思ってるの」
私と弟は揃って、おやつを食べる手を止めた。
一瞬の沈黙の後、弟が口を開く。
「ふーん、そうなんだ。いいんじゃない?」
弟が意外とあっさり受け入れてそうなことに、
私は戸惑いつつもなんとか理解した。
「それでね?明日2人に着いてきて欲しい場所があるの」
私たちはうんと頷いた。
「パパには内緒にしててね。
話は今度お母さんからするからね。」
いつ、パパと離れ離れになるのだろうか。
学校は変わらず行けるのだろうか。
……友達になんて言おうか、
クラスの苦手な男子たちにこの話が漏れないだろうか。
私の頭の中は、そんなような不安でいっぱいだ。
パパと何があったのか、
気になって仕方がなかったが、聞かないことにした。
next……
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