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あれは確か俺様が9歳位の時の
まだトレーナーにすらなっていない
そんな頃の出来事
あの夜は満月でもないのにやけに空が明るかったのを覚えている。俺様はその空の下で日課の散歩をしていた
「やっぱ夜風は気持ちがいいな~、お前達もそう思わないか?」
その呼び掛けに答えるように頭の上から、足元からまだ小さな相棒達の返事が聞こえた
ポケモンの言葉は分からないけど、多分同意してくれたのだと思う
「お前はこんな気持ちのいい風も切ってビュンビュン飛んでけるようになるんだぞ?凄いよな!」
「なっくらぁ!」
足元の相棒は嬉しそうにすり寄ってくる
それとほぼ同時に自分はどうなのかと頭をガジガジ噛んでくる相棒。全く痛くないけど。
「お前は~……空は飛べないけど強くなる!」
「ぬぁ?!」
俺がそう言うと驚いた声を上げ、不満げに頭をヌメヌメにした上に顔に張り付いてきた
「ちょ、やめろって~……前が見えない」
「ぬめ」
「離れて?これじゃ歩けないよ」
「ぬーめ」
「マジで離れろってば~!」
「ぬあ~」
「うぅ…じゃあ!空が飛べない代わりにお前をどのヌメラよりも強くする!絶対に!約束するから!」
「ぬめめ!」
「なっく」
「お前もだナックラー!空は飛べるようになるけど強くする!絶対の絶対に!」
「本当か?キバナよ」
「うわっジムリーダー?!」
肩に手を置いてきたナックルのジムリーダーはそういってニヤニヤしていた。
「ど、どうしてここにいんの……?」
「ワシの街をワシが歩いて何が悪いんだ?」
「そうだけどさ~……」
ジムリーダーはニヤニヤからニヤリに進化した!……気がする
「ヌメラとナックラーを強くするなら、チャンピオン位には軽くなってもらわないとな~」
「えっチャンピオン……?!」
「どのヌメラよりも強くするんだろう?」
「うっ………」
はめられた気がするけど、どのヌメラよりも~とか言ったのは俺なんだよな~も~!
「……な、なるよ……」
「ん?聞こえんぞ?」
「あーもー!!!だ~か~ら~!!チャンピオンにでもなんでもなって、こいつらとガラル1強いトレーナーになってやるー!!」
ズドン!!
叫び終わったと同時に真後ろで凄い音がした。ジムリーダーは口ニヤリ目ジトーだったのに今は口ポカン目まん丸だし……てかさっきの音、何か落ちてきた?
「な、なんだこれ……さっき落ちてきたの?」
「ぬめ?」
「キバナよ、これは願い星じゃ!」
「願い星って……強い願いを持つものの元に落ちてくるとかなんとか本に書いてたやつ?」
「この願い星はお前のチャンピオンになると言う強い願いを叶える星だな!」
「そっか~……でもさ、正直別にチャンピオンとか興味ないんだよな………でも最強の強いトレーナーにはなってみせるぜ!」
「そうかそうか!まぁ頑張れよ」
そういってまた出合い頭のように肩をポンと叩く。この願い星はチャンピオンになると言う願いを叶えるのだろうか、それとも………
「……よし!来年に向けて特訓するか!絶対に強いトレーナーになってやるぞ!」
「ぬめ!」「くら!」
「ほれ、推薦状だ。頑張れよキバナ」
「あぁ!絶対にジムリーダーに挑みに来るから!」
「それは楽しみだなぁ、それはそうと早く行かないと開会式に間に合わんぞ」
「それはジムリーダーもだろ~!じゃあお先~!」
今年遂に10歳になった俺はジムリーダー推薦でジムチャレンジに参加した。目指すは開会式が行われるエンジンシティ!俺の相棒、「ヌメイル」「ビブラーバ」そしてジムリーダーと一緒にゲットした「ジュラルドン」と共に強いトレーナーの第1歩を踏み出す!!
【主な登場人物】
◎キバナ
・10歳になった。強いトレーナーをめざしジムチャレンジに参加する。この先で出会うトレーナーは彼の人生に大きな影響を与えることになるだろう………エースは皆さんご存じジュラルドン。
◎ナックルジムリーダー
・この年で70歳~70代半ば位なのでポプラさんと同年代でしょう。そろそろ引退の時だと考え、後任としてキバナに期待している。エースはキョダイマックス個体のアップリュー。
【りんごの後書き🍎】
どうもこんにちは、アラぶるりんごです。これをチャットノベルの方でやろうとして意味分かんなくなって普通のノベルに逃げてきました。1話目なので内容は薄いです()ここから分厚くなるから!多分!さて、ジムリーダーのエースがアップリューなのに意味はありませんが、自分はアップリューが欲しい。シールドだから交換しないとですけどねぇぇ!!ダイマックスについてですけど、ローズさんが革命起こしたんならここら辺ではもうダイマックスしたりしてるはず……ですよね?まぁそのつもりで進めます。今後ともアラぶるりんごをどうぞよろしくお願いします。それではまたお会いしましょう!