テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
fwak
fw視点
…ほんとにうるさい
『ここは…何?』
「さっき説明しただろ」
俺はソファに寝転び、スマホをいじっていた
が、このあきなっていうやつがずっと俺を見つめてきてなんかやだったから、ゲーム機を渡した
で、一通り説明もしたわけだが…
『…もっと真剣に教えてよ』
「人の家に転がりこんでおいてそれはないだろ」
こいつは字が読めないらしい
喋りはできるらしいけど
「…君もしかして馬鹿?」
『いやー、ほんとは分かってましたけど?』
「絶対分かってないやん」
勝手にやらせとけばいい、そう思い、俺は自室に向かった
『へ!?どこ行くの?』
「別にどこでもいいでしょ?あ、あと、絶対に俺の部屋は開けない、覗かない、聞かないこと 」
『何それ、めっちゃ気になる』
「壁に張り付けてやろうか」
まあ、多少文句はあったが納得してくれたらしく、ゲームを続けていた
俺は自室にいき、扉を閉める
そこは俺が俺でいれる場所
部屋には、モニターと、ゲーム機、そしてゲーミングチェアがある
そして起動した
「あー、聞こえてる?」
[聞こえてる!]
[聞こえてますよー!]
流れるようなコメント欄…
「おっけー…じゃあ今日はこのゲームやってこっかな!」
[あーこれ!]
[最近はやってる奴!]
「そーそー、気になっててさ」
俺がやっていること、それは配信だ
ホストとの仕事とは別に、これもやっている
大変だけど、楽しい
そこからは時間が過ぎるのはあっという間だった
「あれ?もう2時間たったのか~…」
後ろから、扉が開く音が聞こえた、
「…ちょっと水とってくるね」
[はーい]
[いってらっしゃい]
俺はミュートをし、入ってきたであろう人物をにらんだ
「入ってくるなっていっただろうが!」
『だって時間が長かったんだもん!死んだかと思った!』
「だからといって約束破る奴がどこにいる!!!」
『ここにいる!』
「…はぁ、あと一時間、そんぐらいで切り上げるから、俺の財布もってなんか買ってきたら?」
『え!?まじ!やったー!』
機嫌をよくして、あきなはでていった
まったく、ほんとに世話が焼ける…
「みんなーただいまー…」
[おかえり、友達?]
「ん?」
[かわいい声してたね!]
「ん、え?何?聞かれてた?」
…ミュートができてなかった!?
「いやいや、あいつはそんなんじゃなくてさー!うるさいし、めんどくさいんだよー…」
そっからは話が切れ、雑談にはいった
「あ、もうこんな時間、そろそろ切りまーすおやすみー」
[おやすみ!]
[おやすみー]
そういって配信を切り、夜ごはんを作ろうと下に降りる
真っ先に目に入ったのは、じゅうたんの上でお菓子のくずを散らかし、やすやすとねている天使の姿だった
「…はぁ、おーい、起きろー」
『んん…もうちょっとだけぇ…』
「……」
『ふがッ!?』
急に飛び起きたあきなを差し置き、俺はキッチンに向かう
『ちょっと!何すんのさ!』
「起きなかったから無理矢理起こした」
『だからといっても起こしかたっていうものが!!』
「はいはい、ごめんごめん」
『~ッ!馬鹿にしてるなぁ!』
「うん」
冷蔵庫を開け、何があるか確認する
何作ろうか…てか俺独り暮らしだし、二人分の食材とか買わないんだけど…
『…?なにか作るの?』
「夜ごはん、お腹空いてる?」
『んー、まぁ…』
あきなはゲームをしながら、負けたぁ!とか、なんか一人ではしゃいでた
大体が完成したので机にもっていく
『なんで一人分?俺のは?』
「これがお前のだよ」
『…え、ちょっとまって、君のは?』
「俺のはこ~れ」
『あ!それは飲んじゃダメ!体に悪い!』
「俺にとってはいいんだよ!」
また怒ったのか、めんどくさい奴だな…と思っていると、急にエナジーをとられた
「は?なに、なんかとらないと気が済まないタイプ?」
『違う!交換』
そういって、自分の夜ごはんを俺の前に差し出してきた
「…お前はいいのかよ」
『お菓子めっちゃ食べたし、いいよ』
「じゃ遠慮なく、いただきまーす」
俺の食べてる間もあきなはゲームしていた
「それそんな楽しい?」
『人間界の物って興味深いんだよねー!』
「ふーん…」
俺らからしたらあって当然、そんなもんなのに
「てかさ、条件ってなんなの?何をしたらあきなは帰れるの?」
『はやくかえれって言ってるよね』
「そうかも」
『…条件か……内緒!』
「なんで」
『だって話したらすぐ俺帰らされそうなんだもん』
「お前だって帰りたいだろ?」
『もうちょっとゲームしてた~い』
「……お風呂先はいれば?」
『お風呂!!じゃあいってきまーす!』
ご機嫌にスキップしていたあきなは、足をとめ、振り返った
『…服は?』
「さすがに貸さない」
『OK、じゃあ全裸ででてくるわ』
「クーラーガンガンに冷やしとくね」
『殺す気?』
「あきなは天使だから大丈夫でしょ
ちゃんと置いとくよ」
フリーサイズなら大丈夫だろ
『はーい…』
風呂場にそのままいったのを確認してから俺は掃除機をかける
あの野郎散らかしたままいきやがって…片付けるの誰だと思ってんのか…
そんなことを考えてると、風呂場からドタドタと足音が聞こえてきた
嫌な予感がする
『ねぇ!ふわっち~!シャンプーどれ!?』
びしょ濡れの状態で出てきたあきな
「はッ!?馬鹿!!濡れるだろ!てかなんだよふわっちって!」
『俺が考えたあだ名!いいでしょー?』
「あーそうだね…じゃなくて!一旦中にはいれ、教えてやるから」
『あー、ごめん、濡らしちゃった… 』
「あとで片付けとくから…シャンプーはその青いラベルが張ってある奴…」
『はーい!ありがとふわっち!』
「どういたしまして…」
風呂場の扉を閉め、俺はガチャリとなにかを動かした
『鍵閉めるな!開け方分かんないんだよぉ! 』
「ごめんごめんw手が滑った」
ほんとはわざとだけどね…
とにかく俺は濡れたところ掃除せんと…
その後は大変だった、次はリンスが分かんないとか、なんやかんやで、こいつといたらさらに俺疲れるんじゃないか…