センシティブフィルター必要ない程度ですが付けてます
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まさかこんなB級映画みたいなことをする日が来るとは思わなかった。
本日のスタジオ練習は、元貴の仕事がこの後あるため2時間で終了。普段なら細かく元貴の修正が入ってくるが、流石に今回は時間がなかったからか大幅な変更はなし。それでもそれぞれ課題はできた。
「大森さん、お時間です。」
スタッフに言われ、元貴は慌てて次の現場へと向かっていった。
「大変だね、元貴。」
「涼ちゃんこの後は?」
「特にないから帰って練習かな。」
「そっか。」
「若井は?」
「俺は・・・。」
今までキーボードを弾いていた涼ちゃんの手を取る。
そして、そっとその手首にキスをした。
「!!!?」
驚く涼ちゃん。俺は「しー」とジェスチャーをする。
「大丈夫。死角になってて他の人は見えてないよ。」(小声)
「だからってっ。」(小声)
「家、行っていい?」
流石に意味が分かったのか、涼ちゃんは顔を真っ赤にさせた。
なにこの可愛い生き物。
片づけして、マネージャー運転の車で送ってもらう。
メンバーの家に行くことなんて珍しくはないので、俺も涼ちゃんの家で降りても特に何も不審がられなかった。
オートロックを抜け、エレベーターに乗る。
二人だけの密室空間に理性がちょっとヤバかった。
部屋の前に着き、涼ちゃんが鍵を開けて二人中に入り、しっかり扉の鍵を掛ける。
うん、もういいよね。
「若、いっ・・・!?」
涼ちゃんが俺の名前を言い終わらないうちに、喉仏に噛みつくようなキスをした。
「しよ。」
ベッドルームまでの道のりに散らばっていく二人分の衣類。
まるでB級映画だなと思ってしまう。
久々だったからか、我慢できずに荒く抱いてしまったかもしれない。
「ひろ、とっ。」
何度も何度も、腰を打ち付けるたびに喘ぎ声のように名前を呼ばれ、それがさらに俺に火をつけた。あー明日怒られそうだなぁと思いつつも、やめられない止まらない。
「もっ、むりっ、壊れちゃうっ。」
涼ちゃんの叫びに、構うことなく強く突き上げ続ける。
「あぁぁぁぁっっ。」
何度目かの絶頂で涼ちゃんは白目を向いて倒れてしまった。
このまま壊してしまえば
ずっと俺の側にいてくれるだろうか
「壊れる位い愛してる。」
壊れたとしても愛してる
手首:欲望
喉:欲求
コメント
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こっちのお話も、好きです🫣💙💛