テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
最近好きになってるCP:らだッピ
とある人狼RPGでらださんのショッピくんへの対応がキモくて好きでした
最近好きになってる曲:キャットラビング
DVや胸糞好きのワイが暴走しないはずがなかった…
好きと好きを掛け合わせたら大好きになるに決まってんじゃん
ということでらだッピのキャットラビングぱろ書きます
暗い部屋にパンッ!という平手打ちの音が響く。
珍しく家に来てくれたと思ったら無言で叩かれたんですが。
「ぃ゛ッ…らっだぁさん…?」
「…やっほーショッピくん、家上げて?」
何も無かったみたいに笑うらっだぁさんの笑顔にときめいてしまって、思わず家に上げる。
黒猫のぬいぐるみばっかりの部屋がちょっと恥ずかしいけど、らっだぁさんなら可愛いって言ってくれるだろう。
「なんか前よりぬいぐるみ増えてんね、可愛いw」
ほら、思った通り。
らっだぁさんは大きめの黒猫のぬいぐるみを笑いながら撫でている。
その様子にちょっとだけ嫉妬しちゃってらっだぁさんの背中に抱き着いた。
「ん-?どしたのショッピくん」
「その、…俺…俺のことも、可愛がってほしくて…」
「…ふーんw」
こっちを向いたらっだぁさんはそっと俺の顔に手を伸ばしてくれる。
もしかして今日は優しく撫でてくれるのかな?
パァンッ!
頬に鋭い痛み。
あぁ、叩かれたのか…。
「この前ッピくんさぁ、誰か女の人と歩いてたよね。何?俺がいるのに浮気的な?w」
怒ってる。
俺だからわかる声色の変化。
他の人にはわからないであろう変化に気づけることにちょっとだけ優越感。
…まぁ、一緒に歩いていたのは妹なんだけどね。
「土下座で謝るべきじゃないかな~?違う?w」
俺より身長が高いらっだぁさんは俺を見下してそう言ってる。
言う通りにすれば、らっだぁさんめちゃくちゃ褒めてくれるんよね。
可愛いねーって。ちゃんと言う通りにできて偉いねーって。
だから床に膝をつき、手のひらをついて、頭を擦りつけた。
「ご、…ごめんなさい…。らっだぁさん以外と会話して、らっだぁさん以外に触れて…」
「そうだよねぇ?ッピくんはらっだぁさんのものだもんねぇ?」
「は、ぃ…」
このまま蹴られるのはさすがに嫌かも。
まぁ嫌とか言ってまた殴られるのだけは勘弁。
そんなことを考えていると頭に暖かい感触が。
「ぇ、…?」
「ちゃんと言う通りにできていい子だねぇ~…さすが俺のショッピくん」
この甘い言葉だって罠なことくらいわかってる。
でも好きなんだからしゃーないよね。
らっだぁさんの安心する声が飴玉みたいに甘く広がってココロを満たす。
どれだけ殴られても、蹴られても、折檻されても。
この声が心地よくて、離れられないんです。
「ねーショッピくん、俺のこと好き?」
「だいすき、です…♡」
即答したら満足そうに微笑んでくれる。
その笑顔が大大大大好き。
痛いことは嫌いだけど、らっだぁさんの手のひらは嫌いじゃない。
むしろだーいすき。
「じゃ、俺帰るね~」
「ぇ、…はい…」
あからさまに落ち込んでしまう。
らっだぁさんの声が止まり、苛立たせたかなと少し心配になった。
「…次の日曜日、●●の前で待ち合わせしよっか。時間はLINEで知らせるわ」
「え?」
「何?嫌なの?んなわけないよね、俺のこと大好きだもんね」
「は、はい!」
それだけ言ってらっだぁさんは帰ってしまった。
らっだぁさんとは週2のペースで会える。
だってそれ以外は他の人と会ってますもん。
『ほんっと鬱くんかわいーね?w』
『えー?ピくんに怒られんでぇ~?』
『いーのいーの、どうせ俺の言いなりだしw』
『さいてーすぎワロタw』
そんなことを話しながら鬱先生とホテルに入っていくらっだぁさんを見かけたことだってある。
でも、でもね。
こっそりらっだぁさんの予定帳見たらね、鬱先生とか他の人と会うのは週1で、俺は週2!
つまり俺のほうが愛されてるんですよね!
ヤバ、考えただけで優越感!
「……~♪」
鼻歌を歌いつつ傷の手当てをしていく。
この傷痕こそ、あの人の愛の重さなことくらい察し悪い俺でもわかりますから。
これからも俺だけを傷つけてくださいね、らっだぁさん。
コレジャナイ感否めない