──────いえもん視点──────
「ここは…?」
寝起きだったため、予想以上に声が出なかったため、独り言のような、か細い声が出た。
しかし、それに しっかりとメテヲさんは反応し、優しい声音にで答えてくれる。そんなところにメテヲさんの優しさが滲み出ていると思った。
「ここは城の中の実験室だね。メテヲの管理下の部屋。」
そんな部屋もあるのか…と城の部屋の数に驚く。俺もまだまだ全部の部屋を把握しきれてないんだな、と謎の悔しさを感じる。メテヲさんはそう言いつつ、薬品棚のようなものの下の引き出しを開ける。そこにはずらりとダンボールが並べられていて、その中をかき分けている。俺はゆっくりと身体を起こそうとする、だが突然メテヲさんが大声で叫ぶ。
「待ってッッ!?起き上がっちゃいけなッッ!!!」
「……え?」
起き上がろうとした瞬間ぐらりとそのままベッドに倒れ込む。自分でもよく分からない…しかし、突然力が入らなくなったため、そのままベッドに思いっきり落ちる。ベッドは思ったよりも柔らかかったようで、俺の体をしっかりと包み込み、衝撃をやわらげる。それでも痛いものは痛く、背中を殴られたような痛みだった。
「いッッッ!?!?」
「ほら…起き上がっちゃダメって言ったじゃん…」
それは俺が起き上がるのとほぼ同時だから意味ないだろ、とツッコミを入れられないほど、衝撃と痛みが脳内を埋め尽くす。俺の体が俺じゃないみたいで恐怖が蝕む。心なしか俺の体は肉体的には軽くなっていくのに、それの反比例のように心は重くなるというなんともまあ摩訶不思議な現象…いや、そうでも無いのだろうか?なんて脳内ではどうでもいいことを考え続ける。そうでもしないと恐怖でどうにかなってしまいそうだったからだ。
段々と心拍数が上がっているのを感じる。それなのに体は俺の指示を聞かない。
そんな恐怖と葛藤していると、めめさんがめめ村メンバーを引き連れてくる。ひなさんが頬をふくらませ、腕を組みながら、ルカさんはこちらを少し睨みつけたあとひなさんをなだめるように優しい声で話しかけていた。
それはしょうがないとしてなぜ、ひなさんが怒っているのか状況があまり掴めない。
「ひなさんがいえもんさんを助けてくれたんですよ」
「え!?」
「全く…命の恩人に感謝はないの!?」
俺はしばらくぽかんとする。あんなに人間が嫌いと言っていたのに助けるのか…行動と言動が矛盾しているように感じる。しかし、助けて貰ったのは事実なようだし、しっかりと感謝する。
「ありがとうございます。」
「はぁ…全く…私がいなかったら多分死んでたんじゃない?」
ひなさんの何気ない一言にドキッとする。死んでいたかもしれない、なんて言われて動揺しないやつはいないだろう。実際に体に力が入らないし、現実味があることをつき付けられる。ただでさえあの変な空間でメンタルが削られているのに、さらにダメージを与える所は人間が嫌いなんだなぁと感じる。いや、ただわかっていないだけかもしれない。
「何があったのかご説明願いますか?無理には大丈夫ですが…」
めめさんが遠慮がちに切り出したところで俺が考えていることを一旦忘れ、めめさんの質問に答えようとする、だが、何故か声が出ない。喋ろうとすると音にならない声しか出てこなくてパニックになる
「ッッ!?──ッッッ!!!ぁ…ッッ────!!」
「…くちどめされてるみたいだね」
音の上がり下がりがない言葉をメテヲさんが発する。ただ音を発しているだけのような、そんな感じの音だった。
そう言いつつメテヲさんは薬を調合していたようで、カチャカチャとビーカーなどのガラスがぶつかる音が響く。
「レイマリさん…読めますか?」
ガンマスさんが冷静にれいまりさんに指示を出す。ガンマスさんの声はさっきのことを彷彿とさせ、俺の心臓を握られたような、そんな奇妙な感覚に陥る。このガンマスさんが、本物だと分かってはいる、分かってはいるが、恐怖を感じ、ガンマスさんから少し距離をとる。
本当にすみませんがちゃこさんのクトゥルフ見たいのでここで切らせていただきます。私情ですみません。それと、3日間完全に浮上しません。夏休みの宿題が終わらないので…。
以上で!おつはる!!!
投稿できてない!?もうすっかり投稿してるものだと思ってました!!本当にすみません💦改めまして、今日を含めて3日間浮上しません。コメント書いてくれてもいいねしか押しません。返信はいたしません。本当に私情ですみません。でも、宿題が終わらないんです…ご理解お願いします
それでは、おつはる!
コメント
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投稿されないな〜って思ったらし忘れただけかい
クトゥルフ最高!!