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朝練をするために早く出たのに不良と言い争いになったおかげで遅刻するところだった
保科「はぁ…危なかった〜」
友1「あれ?保科今日は朝練休みだったの?」
保科「いやあったんやけど…来る途中に変な のに絡まれてしもうて間に合わんかった」
友1「絡まれたって…それ大丈夫なヤツ?」
保科「まぁ殴り合いとかやなくてただの言い合いやったし大丈夫やで」
友1「それなら良かった」
保科「あれ?いつもの相方は?」
友1「先生に呼び出されてる」
保科「朝早くから…何したん」
友2「なんもしてねぇよ!」
友1「なんだ戻ってきたのか」
保科「おはよーさん」
友2「おはよ!」
この2人はこの高校に入学して最初に話しかけてきた人たちで今では良き友達である
たまに先生から呼び出されてる半ば問題児が一人いるが頭はいい
友1「そういえば転校生今日だったな」
友2「美女かな〜」
友1「お前そればっかだな…」
あと美女に目がない
もはや呆れられているレベルで…
友2「でもせっかくの転校生なら美女かイケメンが良くね?」
友1「知るかよ」
保科「美女でもイケメンでもどっちでもええから喧嘩売ってこんまともな人がええわ…」
友1「あ〜まぁそりゃそうだな」
そんな願いは儚く散るのだがそんなことは今、
知る由もない訳で
友2「じゃあそんなヤバいやつ来たら俺が保科のこと守ってやるよ!」
保科「心強いわー」
友2「棒読み!?」
そんな話をしていると…
先生「おー、みんな揃ってんな」
先生「じゃあお前らが楽しみにしてる転校生、紹介するぞ」
?「鳴海弦よろしく」
こんな再会があるだろうか
朝言い合いをした相手が転校生だなんて
先生「じゃあ…席は保科の隣が空いてるからそこだな」
さらに席が隣だなんてこれはもはや悪運だ
鳴海「…よろしく」
保科「あ、うん」
一応互いに朝のことは置いておく雰囲気となっているようだが正直言う時になって仕方がない
いや、制服違うし他校の生徒だと勘違いしたって無理は無い
まぁ実際のところは制服がまだできてないだけなのだろうが…
保科「不運としか言いようがないわ」
あまりにも衝撃的すぎてそう小声でつぶやくしか出来なかった
こんな出会いがあって到底仲良くなどできる気はしていない
先生「保科、校内を後で空いた時間にでも案内してやってくれ」
保科「わかりました」
笑顔で答えているが内心はすごく嫌そうな顔をしている
関わらないことができないのも不運のひとつと言えるだろう
そんな日常がいつか幸せだと思える日が来るなんて事…今は知らずにただ地獄のような日常を過ごすのだった