「ご機嫌取りって宇佐美先生の事だよね?」
「まぁね。聞いてたんだろ?俺達の話し」
「‥‥通りがかりに‥‥ちょっと」
「そうだよな?通りがかっただけだよな?」
意地悪そうな笑みで俺を見る
いつもなら言い返すけど、今日は俺が行儀悪い事をしてたから言い返せない
「それは置いといて‥‥宇佐美先生とは‥‥付き合ってたの?」
「そうだな」
「あちらはまだ未練が残ってるっぽかったケド‥‥」
「通りがかりに良く聞いてるな」
「悪かったよ。だって気になるだろ?好きな人と今日来たばかりの先生が親しげにしてるの見たら」
「まぁね。でも今はなんとも思ってないよ」
「宇佐美先生は違うみたいだけど」
「あの後、宇佐美にはちゃんと断ったよ。俺はお前だけだからな」
先生は欲しい言葉をちゃんとくれる
けど、宇佐美先生は物腰柔らかめだけどまだ狙っているかもしれないし‥‥‥
「なに?まだ不安な事ある?馴れ初めから別れまで話そうか?」
「全部聞いたら嫉妬で狂っちゃうから‥‥最後だけ聞いても良い?」
「勿論。俺達は互いに教員を目指していて、免許取れた後‥‥あちらの家族に俺達の事が知れて、アイツは実家に連れ戻された。何度かあっちから連絡は来たけど長続きはしなかった。これで終わりだ」
「よく引きずらなかったね」
「引きずらなかった訳じゃないけど、俺も初めての仕事で手がいっぱいだったしな。それにローレン‥‥お前に出会ったから。‥‥そんなローレンも今大変そうじゃない?」
「‥‥どうしたらいい?」
「少しは考えろよ。これからだってこんな事はあるんだからな」
「断れば良いだけの話ってわかってるんだけど‥‥」
「アクシア君は賢そうに見えるから、ちゃんと話せばわかると思うけどな」
「俺がしっかりしないとな」
「ローレンが学生だった時は俺は押されっぱなしだったけどな」
「昔の話はしないでよ」
食事も終わり、グラスを片手に持ちソファーに座る先生からグラスを取り上げる
「あの小部屋で襲われそうになった時はどうしようかと思ったな」
「でも抑えたでしょ?」
グラスをテーブルに置くとロウのソファーの背もたれ部分の肩の脇に手を付き、脚の上を跨ぐ
顔を近づけ、何度も軽くキスをする
「ねぇ、今度あの時の続きしても良い?」
「んっ‥‥?‥‥どういう事?」
「あの日の続き‥‥したい」
「今してるだろ」
「そうじゃなくてっ!」
「うるさい口だな」
「んっ!‥‥‥‥」
先生の口に捕まり、優しく舌が絡められていく
今回は誤魔化された
けど、次はこうはいかないからな!
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コメント
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こや はロレに一筋なんだね(*ˊ˘ˋ*) スローンズはどうなるんだろ~ まじrlruてぇてぇ~
わ!わ!めっちゃ嫉妬可愛いし物語展開が良すぎます!続き楽しみにしてまーす!