掛け餅?何それ美味しいの(((((殴
本編どぞ↺
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咲友菜side
咲友菜「う…………」
咲友菜「え、あ…?ここどこ?」
気がつくと、見知らぬ場所だった。
ベットにメモ帳、新品ぽいスマホとか…結構不自由はなさそう。
って、そうじゃなくて……
咲友菜「ここから出なきゃ…」
……覚えているのは、私とそっくりな人に体を押されたところまで。
あの人、誰だったんだろ…?え、まさかドッペルゲンガー…!?
咲友菜「そしたらどっちかが死ぬよね…」
あの人普通に私に近づいてきたし、変装かなにかなのかな。
咲友菜「もうハロウィンは過ぎてるし……私に返送する人なんていないか()」
咲友菜「………はぁ…桂はどうしちゃったんだろ?」
ため息がこぼれる。
だって、あんなに桂は楽しそうに話してたけど…。それは嬉しいんだけど……。
私はあの人が何を言っているのか、誰なのか分からなかった。
……ドッキリかな…?
咲友菜「…そう思うしかないかぁ……」
くよくよしても仕方ないし…試しに何かあるか探してみよう…!
咲友菜「……これ私のスマホじゃないよね…」
電源をつけると、奇妙な文字が浮かび上がった。
《繧医≧縺薙◎》
咲友菜「何…?読めないよ…」
とりあえずタップしてみる。
すると画面が明るくなり、また文字が浮かぶ。
《雋エ譁ケ縺ッ縲?縲檎セス邨オ縲阪??縺ァ縺吶°?
縺昴≧縺ァ縺ッ縺ェ縺??エ蜷医?∵ュ、蜃ヲ縺九i蜈医r繧ソ繝??縺励※縺ッ縺ェ繧翫∪縺帙s縲》
咲友菜「う…怖くなってきた」
少しスマホを手放し、メモ帳を覗いてみる。
《貴方は�?「羽絵」�??で�か?
そ�ではな�??�合�?�此�から先を��っては�?��ません�》
咲友菜「貴方は…羽絵……?」
ところどころ読みづらく、正確に読み取れない。
そうではない…から先を…ってはません…?
咲友菜「私は羽絵っていう人ではない、から…先を見ちゃいけない…ってこと?」
怖いのでこの手帳は後にした。
咲友菜「う〜ん…………?」
他にこれといったものはなく、収集はなかった。
咲友菜「助けとか来るかな……。」
少し心が折れそうだった。
ガチャン
咲友菜「……!?」
突然ドアがゆっくり開き出した。
??「…始めまして、橘さん」
咲友菜「え………?なんで名前…」
??「……そうですよね、知りませんよね。」
咲友菜「……?」
??「…………言える限りのこと、お教えしましょう」
??「貴方と…羽絵は同体になる運命だった。」
咲友菜「…ッ?」
??「あ、申し遅れましたが私は”或(アル)”と申します。」
或「……羽絵、というのは…貴方そっくりの方ですよ。本当の姿ではありませんが。」
咲友菜「…あの人…が?私と……」
或「そうです。異様な言葉を発しているでしょう?それは羽絵が貴方に全て発達能力を与えてしまったから。」
咲友菜「それは…どういう……」
或「羽絵は貴方に飽きてしまった。」
或「貴方は無意味な存在だと感じてしまったのです。」
咲友菜「………なんで…?」
或「貴方を演じている。偽りの橘 咲友菜を。」
或「……でも言えるんです。」
或「変装技術は高くとも…桂さんをしっかり愛せない。」
咲友菜「………」
或「でも___」
或「支配されるんです。」
咲友菜「支配……………?」
或「羽絵の都合の良いように。」
或「本物は一人しかいないのに、偽りのせいで愛が哀へと変わる。」
或「それが羽絵の目的なんじゃないですかね。」
咲友菜「…………じゃあ…どうすればいいんですか………?」
或「簡単です。ここから抜け出して、普通の生活へ戻れば良いんですよ。」
或「………まぁ、上手くは行かないでしょうけどね。」
咲友菜「……桂は…桂はなぜ…話が通じて…?」
或「………………さあ、それはまだ分かりませんね。」
或「…もし良かったらなんですけど…協力しますよ…?」
咲友菜「えっ…あ………はい!」
或「私も…ここへ羽絵を戻さなきゃいけないので。」
咲友菜「……ということは…羽絵さんはここにいたんですか?」
或「ええ。ここは言うとですね…何処かの異空間なんです。」
咲友菜「……異空間…」
或「羽絵は貴方と一緒になるはずでした。だけれど、何かが、何者かが。塞いでしまった。」
咲友菜「…………」
或「私もそれには興味がありますし……進んで調査しますね!」
咲友菜「…はい!」
或「とりあえず…持てるものは持っていきましょう。」
咲友菜「どこへ…?」
或「ここと繋がる場所があるんですよ。秘密の場所なのであまり言いにくいですが」
咲友菜「へぇ……」
或「じゃあ行きますか…」
すると或さんは、どこから出てきたのだろう、猫を肩に乗せる。
咲友菜「ねっ…猫!?」
或「あ、はい。異空間と繋ぐにはこいつが必要なんですよ」
隅まで真っ白で、緑の目の猫だった。
咲友菜「何ていうんですか…?」
或「冷(ツメ)…ですね」
咲友菜「冷…特殊そうな猫ですね」
触ろうとした。
冷「…!」
威嚇はしなかったものの、或の後ろへ行ってしまった。
咲友菜「あ…警戒心の強い猫ですかね」
或「そう…ですね。」
或「……行きましょう。」
咲友菜「あ、はい…!」
目を開けたその先。
咲友菜「……………え、…」
或「…見てください、素敵な眺めでしょう?」
咲友菜「…ビル?」
或「…ええ。連れ戻すには、これだけないと……ですから」
咲友菜「………」
♪(通知)
咲友菜「…あ、はい…?」
《橘 碧菜 救急搬送》
咲友菜「………碧菜…?」
或「知り合い…ですか?というか名字が一緒…ということは…?」
咲友菜「………妹…です」
咲友菜「今すぐに行かないと!!!」
或「でも…この姿だと駄目ですよ、信頼されません」
咲友菜「じゃあっ…!!どうすれば!!!妹が死ぬのをのうのうと見てろと!?」
或「…会いましょうか、羽絵に」
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オワッタァ…ツカレタァ…
今の咲友菜の姿(羽絵の通常姿)
可愛い(?)
或がこちら☆
ヘッ☆
キラキラ鱈メーカー使用!!!
(@^^)/~~~
コメント
12件
こいつにツボってしまった…(笑)