テラーノベル
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夜の倉庫街。
神城 蓮は静かに一つの扉を開く。中には、かつてのゼロディヴィジョンの面々が集まっていた。
黒瀬 鷹真はすでにその場にいて、沈黙のまま神城を見つめる。
氷室 悠真は端末の光に照らされながら、冷静な眼差しで周囲を確認していた。
「……久しぶりだな」
神城が口を開くと、黒瀬は小さく頷き、氷室も無言で解析データを差し出す。
「再結成する理由は一つだ」
神城の声には揺るぎない決意が宿る。
「裏ゼロを倒す。そして、相棒の無念を晴らす」
氷室は画面を指さす。
「情報網の状況は悪化している。裏ゼロは都市全体を監視し、警察内部にもスパイを潜入させている」
黒瀬が低く息をつく。
「……俺たちのチームワークなしでは、どうにもならないな」
神城は仲間を見渡す。
(ここに戻るべき仲間がいる……信頼できる仲間がいる限り、俺は進める)
倉庫の暗がりで、三人は再び一つの目標に結束する。
過去の傷と裏切り、失われた信頼の記憶を胸に刻みながら、ゼロディヴィジョンは再結成される。
「まずは情報の掌握だ」
氷室が言う。
「次の一手を間違えれば、都市は完全に支配される」
黒瀬が無言で頷き、神城も拳を握る。
「……なら、全力で行くしかないな」
夜風が倉庫を揺らし、都市の闇に潜む裏ゼロの影が浮かぶ。
ゼロディヴィジョン再結成――それは、最終戦の幕開けに過ぎなかった。
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