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#にじさんじBL
蒼月
6,110
はみぃ
75
晴
225
あの後
気まずい俺とは裏腹に、マナは普通に振る舞っている
いつものように楽しく明るく‥‥
そんなマナを見ているのが辛くなって来た
俺は自分の身に起きたことを話もせず、あんな事したのに
これからだってきっとしてしまうかもしれない
こんなに近くにいてマナを拒否するなら一層の事‥‥
意を決してコップの水を飲み干すと俺は口を開いた
「この番組オモロいなぁ」
「‥‥‥‥‥‥」
「見てる?ロウ」
「マナ‥‥話があるんだけど」
「ん?なに?」
「あのさ‥‥‥‥」
「見て見てロウ!ほらあの人さぁ」
「‥‥マナ!」
俺はテーブルの上のリモコンを持ち、テレビの電源を落とした
「何やねん!今から良いところだったのに」
「‥‥‥‥マナ」
「‥‥‥‥なに?」
静かになった部屋でマナが俺の方を向き直す
「‥‥言いづらいけど俺達‥‥」
「何‥‥?真剣な顔して」
「‥‥マナ」
「‥‥嫌や」
「まだ何も言ってない」
「言いづらい事なんやろ?だったら『嫌』や」
「別れて欲しい」
「誰が言って良いって言った?そんな言葉聞きたくない!簡単にそんな言葉言うなよ!」
「‥‥別れよう」
「理由は?何?」
「俺が‥‥俺に好きな人が出来たから」
「へぇ、誰?」
「マナの知らない人」
「もう一回言ってや。俺の目を見ながらもう一回言って」
グイッとマナが顔を近づける
「‥‥‥‥‥‥」
「なんで?俺の顔見たら言えんくなんの?」
「さっき‥‥言っただろ」
「嘘つけ!目も見んとよくそんな事言えたな」
「もう決めたから」
「そんなの許さへんよ‼︎浮気するなら前もって匂わせとかんと!俺は別れへんからなっ!」
言うだけ言うとマナは立ち上がり、リビングを出て行ってしまった
でも丁度良かったのかもしれない
俺はこれから家を出なければならない
二度と行きたくはなかった場所に‥‥
あの男に呼び出されてしまったから
まだ時間までには早いけど
マナにまた何か言われる前に家を出よう
泣きたくないのに視界がボヤける
俺は抱いている膝に顔を着けて涙を消した
涙は次から次へと溢れては服に染みていく
俺だってマナの隣に居たい
でもあの事を打ち明ける根性もない俺は隣にいる資格は無い
もう汚れた俺は早く居なくなった方がいいに決まってる
早く行こう
マナにあの写真が送られる前に‥‥
‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥
ハッと気がつく
俺‥‥何して‥‥‥‥
周りを見るとすっかり暗くなっている
そして背中には毛布がかけられてあった
泣いたまま目を瞑って‥‥
まさかそのまま寝てた⁈
今まで薬ないと眠れなかったのに?
「ヤバっ‥‥時間‥‥」
時計を見ると約束の時間から3時間が過ぎていた
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コメント
7件
うわぁ…もう胸がギュッてなったよ😭💔 別れ話のシーン、マナが「嫌や」って拒否するところから「目を見て言え」って迫るところまで、リアルすぎて息するの忘れた…。主人公の「好きな人ができた」って嘘、目見て言えないのも、全部わかっちゃうよ…。 そして最後の「薬なしで眠れた」ってとこ、ちょっとした希望みたいで泣ける。でも「あの男に呼び出された」って…伏線が気になりすぎる!続き早く読みたいよ〜😭✨