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そして、すまない先生達はまずディープダークを探す。ディープダークバイオームは山岳や高原など高低差のあるバイオームの地下で発見されることが多い為、すまない先生達は山岳を探す。
そして、山岳に付き、地下を堀り進めると、スカルクが大量に自然生成されていた。
ディープダークバイオームへとたどり着く。そして、その遠くには古代都市が。
「いいですか?静かにしてくださいね。静かにしないとウォーデンがやってきますので」
と、ブラックが小声でそう言うと、
「ハァアー!!了解した!!!」
「あっ馬鹿」
と、スカルクシュリンカーが1個反応してしまう。
皆じっとマネーを見る。マネーは口を抑え、
「・・・すまない」
と、か細く答えた。
すまない先生はスタスタと先に行き、レッド達は慌てて音を立てぬようすまない先生を追いかける。道中、赤ちゃんの持っていた斧が古代都市の柱に当たり、スカルクシュリンカーが1回発動してしまった。
✵✵✵✵✵
「・・・すまない先生、サクサク行きますけど、来たことあるんですか?」
そうブラックに小声で話しかけられ、すまない先生はうーんと唸る。
「・・・わかんない。けど、何となく分かる気がする」
と、すまない先生はそう零す。その時のすまない先生の瞳はこことは違う、どこかを見ていた。
✵✵✵✵✵
「・・・あった」
すまない先生は古代都市の中央に存在しているフレームの下で振動を起こした。その際に近くにあったスカルクシュリンカーが反応してしまうが、すまない先生は見向きもしない。
振動によって、秘密の入口が開かれた。そこは隠し部屋が普通はあるはずなのだが、何故かこの隠し部屋には、“更に地下へと続く階段”が。
「・・・うん、ここだ。ぼく、ここに来たことある」
と、すまない先生は呟く。皆、降りようと部屋へ近づく。すると、
『・・・』
誰かがどこからくすりと笑い、指を鳴らした。すると、
“音を立てなかったはずなのに、最後のスカルクシュリンカーが反応した”
「「「「「「「「え」」」」」」」」
思わず皆そう零すと、近くからズズズと地面から大きな巨体が現れる。
──全体的に黒と水色の配色、角のような触覚に、水色の心臓。
・・・逃げることが最良の手段であり、倒すことは不可能に近い天災と噂の“ウォーデン”だ。
すると、突然視界が悪くなる。
(しまった!「暗闇」だ!)
すまない先生の視界が暗くなる。ウォーデンがスポーンすると、デバフで周りが見えずらくなる。
(いや、でもなんで?僕らは“3回鳴らした”けれど、ウォーデンが出る条件は“4回”のはず・・・あぁ、考えても仕方ない!!)
と、前に居た誰かを押す。
「すまない先生!!」
「君たちは先に地下へ!!僕はこいつを引き付ける!!」
と、すまない先生は一旦その場を離れる。ウォーデンはその“音”に反応し、すまない先生を追いかけた。
✵✵✵✵✵
すまない先生はウォーデンの攻撃を紙一重で避ける。
(ヒェェ・・・“情報”としては記憶してるけど、こうやって戦うなんて初めて・・・)
ふと、避けているすまない先生の瞼に映像が映る。
今よりも髪は短く、今自分が着ている白と水色の配色の・・・“情報”によると、すまない一族と呼ばれていた大昔の一族の英雄衣装とは違う。鮮やかな英雄衣装に身を包んだ青年が映る。
すまない先生は、何故かそれを“他人”だと思うことが出来なかった。
(・・・なんでだろう?同じ英雄の服着てるから?いや、僕の場合は気がついたらこの服着てるだけだし・・・)
と、考えていると、
「すまない先生!」
と、銀さんの声が。すまない先生は滑り込みで、地下へと潜り込む。そして、銀さんの能力、“シルバーウォール”で地下の出入口を塞いだ。
「よし!今のうち行きましょう!!」
と、銀さん達は地下へと走り降りていく。
すまない先生は、先程の映像が“頭から離れなかった”
(・・・どうして、彼の瞳は・・・“あんなに濁ってた”のだろう。)