テラーノベル
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学校と言えば何かしら噂がある。
私の学校も例外ではない。
咲 ぁあ〜 もうすぐ、高校生も終わりかぁ
リコ 寂しくなるね
レン ようよう!お二人さん!
いきなり割り込んできたのはレン お調子者 として有名なやつ。
レン 今日、勇気と一緒に肝試し行くんだけど
2人も行かね?
咲 えぇめんどくさ((
リコ 行く!どこどこ??☆
咲 ((あぁ…そういえばリコはレンの事好き
だったわ…
レン この学校の噂でもある、
人喰いババアのとこだよ!
リコ ええ!?そこ行くの?!
レン おうよ!最後の青春だしな!
人喰いババア
それはこの学校の噂
深夜4時4分に4人で特定の場所にいると
人喰いババアが現れて、顔を見られたものは
全員残酷な死に方をするらしい
咲 まぁ…どうせただの噂か
レン そうそう!ただのう、わ、さ!
今日の××の44番公園に集合な!
リコ おけー! 集合時間は?
はぁ…この話に付き合うのはめんどくさい
また後、集合時間は教えてもらおう…
風のように教室を出て帰ろうと帰路に向かった
ドンツ
咲 うわっ!
勇気 うおぅ!?
勇気 ってびっくりしたぁ!なんだ咲かよ!
咲 勇気…
勇気 なぁなぁ今日の行く肝試し咲行く?
咲 まぁ…行くけど
勇気 よかったぁ!4人揃わなきゃ人喰いババア
に会えないからな
咲 あんたは怖くないの?人喰いババア
勇気 はぁ?笑 ただの噂だろ!ただの遊び!
咲 そうよね…ただの噂よね
私達はそのまま帰路に向かい、隣の勇気の顔に
少し見とれながら帰り道を歩いた
レン さぁ!皆!もうすぐ時間だぁ!!
リコ レン!静かに!
今は午前4時 もうすぐあの噂の時間になる
咲 はぁ…
勇気 咲、怖いのか?笑
咲 別に 怖いわけないじゃない
勇気 強がっちゃってぇ!
咲 うるさい
あと1分
レン もうすぐだな!
リコ ちょっと怖いかも笑
バッバッ バッバッ
いきなり公園の近くにある森から音がした
今は
4時4分だ
バッツ
森の中から髪が長い老婆が現れた
咲 ツツ…
レン ぉ、おい! なななんだ!?
リコ キャーツあ、あれ、…ツ
勇気 ま、まさかあれが、 人喰いババア?
勇気の一言で一気に全員が静かになった
その人喰いババアという噂の人物が今
数十歩先にいるのだ
その人喰いババアと思われる人物は私達を
嘲笑うかのように ニタァと笑って森に帰った
それから、皆一斉に逃げた
どうやって帰ったか分からない
気がついたら自分の布団の上だった
レン あれはまじヤバかったな、…
勇気 まさか、ほんとに噂の人喰いババアが
いるなんて…
リコ い、いや!人違いとか!かもよ!
咲 そうだったらいいんだけど、…ね
一同 ……
それから皆、この話をする事はやめようと
誓った
咲 ふわぁ〜
人喰いババアを見た時から4日がたった
まだ、不安は残るものの時間のおかげか、
少しマシになっていた
咲 さて、…学校行くか…
キーンコーンカーンコーン
朝のチャイムがうるさい いつも通りだ
だか、いつも通りじゃない事も今日おきていた
レンがいないのだ。
それにいつもチャイムピッタリに来る先生も
来ない。
皆が先生呼びに行くなの、お喋りするなの
自由な空気になってきていたその時、
バタン
と大きな音を立てて
慌ただしく先生が入ってきた
先生 みんなに伝えないといけないことがある
レンが今朝遺体で発見された
空気が一気に冷める
あぁ… いつも通りが壊れた音がした
私達は放課後に集まった
咲 …
リコ なんで…ツ
咲 ?リコ、大丈夫、?
リコ なんでツ!レンが死んだの?!…うっ…
勇気 悲惨な姿だったそうだな…噂の内容と
同じだ
咲 ツ…
リコ やっぱり、レンは人喰いババアに…?
リコ あんな事しなきゃ良かった…泣ツ
咲 噂だと、私達も死んじゃうんだよね…?
リコ 嫌だ嫌だ嫌だ!死にたくない死にたくない
勇気 落ち着けって!まだ決まった訳じゃない
リコ そうだけどツ!
リコが取り乱すのもよく分かる
なんせ好きな人が死んだんだから
しかも、その好きな人が目をくり抜かれて
指が全部切られてて、首をノコギリで切られた
跡のような痕跡が残ってたらしいから。
咲 1回落ち着こう 対策法を考えてみない?
勇気 そうだな、。…
リコ うっ…うぅ。ツ………
それから私達3人は2つの対策法を考えた
① 登校と下校は必ず一緒に行く
②護身用に塩と小さい子刀を持ち歩く
これが今の所の対策法だ
周りの人に相談する事も考えたが、証拠すら
ない状況で相手にして貰える訳が無い
勇気 とりあえず、この対策法を今日から実行
しよう
咲 そうだね…
リコ わかった…ツ…
キーンコーンカーンコーン
帰りのチャイムが鳴る
先生 絶対1人で帰るなよ また明日
先生の長い話のあと、私達は帰路につく
勇気 あぁ…なんもないといいな…ツ
咲 きっと大丈夫、きっと
リコ 怖い怖い怖い
長い道を帰った後、
私達は何事もなく家に帰ることが出来た
咲 帰れてよかった
自分が帰ってこれて安堵しつつ、塩と子刀を
用意し始めた
次の日、また次の日と日はすぐにたっていった
警察はまだ犯人特定を進めている
4日後
咲 おはよう
勇気 おはよ
塩と子刀の意味あったかなと思いはじめてきた
朝だった
リコ おはよツ
リコも前よりかは落ち着きを取り戻したと思う
勇気 おはよ 行くかぁ
3人で歩いた長い長い道を歩いた
ふと咲は感じた
虫の知らせでも言うのだろうか
とても嫌な予感がしたのだ
そもそも鳥の声、風の音すら聞こえないのだ
おまけに、先までは曇り空だったのに
いきなり酷い雨に変わっていってる
咲 …
勇気 うわぁ 傘あってよかった 雨やば
リコ いきなりの豪雨だね
ドッカーン
いきなり雷が鳴った
リコ きゃツ!
勇気 うおっ!
咲 !ツ
雷の音と同時に薄暗い空気から、
1つの影が近ずいてきた
老婆 い ひひひひひひひひひひひひひひひひひ
咲 勇気 …ツツ!
リコ きゃツ…
それが人喰いババアだと皆すぐに分かった
そして、すぐに逃げなきゃと感じた
ダッ
勇気の走る音が聞こえた
私も逃げようと思った直後、
背後からリコの絶叫が聞こえた
リコ いやア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
咲 勇気 ツ!!
2人とも走るのをやめ一斉に振り返る
リコ いやぁ…やめてやめてやめてよ!!
リコが持っていた子刀を振り回す
私達 私と勇気が動けず固まっていると、
その人喰いババアはリコの子刀を奪い取り、
一気に手の皮を削いだ
リコ ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
リコの絶叫が周囲に響き渡る
そして
必死に抵抗してるリコの体から人喰いババアは
塩を奪い、その目も当てられないほど無残な手に塩をかけた
リコ 痛い痛いあぁア゙ア゙ア゙ア゙ア゙あ…あツ痛ぃい
恐怖と痛みに支配されてるリコを見ながら
人喰いババアはまたニタァと笑った
そして、リコを背負いながら、薄暗い闇へと
消えていった
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る
今日も先生は教室に来なかった
咲 勇気 ……
どうやって私と勇気が学校にたどり着いたのかすら覚えていなかった
ガタン
教室のドアが開く
先生 リコがツ!リコが!
そのまま授業が行われることなく、帰る準備となった
私と勇気はお互い話そうと隣の席にいったが
最初の言葉がでず、少しの間無言になった
勇気 あ、、リコのあの…
咲 …ツ
勇気 俺らも、レンみたいにリコみたいに…
なるんかな₍₍…ツ
咲 やだ、。…そんなのいや…
勇気 なにか解決策はないのかよツ!!!
咲 ネットは役に立たないし…
勇気 くそツ
リコは全部の皮がはがされ死んでいた
レンと同様に首も…
咲 でも、なんでレンとリコが襲われた日が
こんなに空いているんだろう?
勇気 ツ!
勇気 なぁ!レンが襲われた4日後にリコが
襲われてるぞ
咲 ほんとだツ じゃあ、私達も4日後に襲われる
って事?
勇気 多分だけどな…この4日で解決策を探そう
咲 うんツ…
学校も休校となった為、あと4日で
私達は解決策を探し始めた
1日目 勇気はネットで色々調べ解決策を探した
有益な事は得られなかったらしい。
私は、電車でおじいちゃんの家に向かった。
なぜなら、親にそれらしく人喰いババアの事を
聞いてみると、おじいちゃんが詳しいとこを
知ってると言った為だ。
2日目 私はおじいちゃんの家にやっと着いた。
おじいちゃんに全部を話した。
泣きながら話した。
しかし、おじいちゃんは、血相を変えて、どこかへ行ってしまった
3日目 LINEで勇気と連絡を取る。
まだ解決策は見つかっていない
焦りばかりつもって、とても怖かった
2日目はおじいちゃんがどこかへ行くもんだから、そのまま 家主のいない家
(おじいちゃんの家)に泊まる事にした
ガタン
玄関の開く音が聞こえた
おじいちゃんだ
咲 おじいちゃん?ごめんねこんな事になって
おじいちゃん 咲
名前を呼ばれた
そして、おじいちゃんは私に向かって
穏やかな笑顔で言った
人喰いババアに殺されないためには1つだけ
方法がある!
いいかよく聞くんだぞ とおじいちゃんが話し出す
それはだな
おじいちゃんの所へ自分で来る事だ!
私は気づいた。
4日目になった
勇気 クソクソクソツ!!
勇気 解決策が見つからなかったツ!
勇気 俺らは家に籠ることしかできねぇ…
勇気 咲も見つからなかったんだよな?
咲 …
勇気 おめえも喋ろよ!!ツ
勇気 クソクソクツ((
ドンツ
咲 勇気 …ツツ!!!
勇気が愚痴を吐いてる途中に音がなった
部屋のドアからその音は聞こえた
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
バキ
激しいドアが叩かれる音がしたあと、
なにか壊れる音がした。
そして、ゆっくりとドアが開く
勇気 ぁあ…あああああ!!ツ!
勇気の悲鳴が響き渡る
人喰いババアがまたニタァと笑う
人喰いババアは絶叫している勇気を掴み、
あらぬ方向へと体を曲げた
勇気 ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
勇気の絶叫がまた響き渡る
私は立ち尽くすしかなかった
勇気の血が私の顔に服に飛び散る
そのまま人喰いババアは勇気を担いで外へと
飛び出て行った
勇気が死んだ
リコも死んだ
レンも死んだ
私は知っている
あの日、おじいちゃんが言った言葉
おじいちゃんの所に自分で来る事が
人喰いババアに殺されないで済む方法だ
あの言葉を言った後、おじいちゃんは私の
目の前で包丁を自分の腹に突き立てて死んだ
ぁあ…
運命から逃げられない
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((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル