この作品は某戦争屋の詐欺師様と書記長様のお名前をお借りした二次創作作品になります。
ボーイズラブですが、本人様方が同性愛者という訳ではございません。ご了承ください。
また、性的な描写が含まれる場合がございますので、ご注意ください。
「とんとん」
「嫌だ」
「とんとん聞いて」
「嫌だって」
「大丈夫だから」
「死ぬな」
「死ぬなよ、ちぃの…」
目の前の彼は珍しく顔中を汗やら鼻水やらでびしょびしょにしながら泣いていた。ぐしゃぐしゃに汚れた彼の顔に手を滑らせるともっと汚してしまい、少しの罪悪感に駆られる。
赤い。
「トントン、だいじょーぶだよ俺は。だいじょーぶ。転生してでもお前を愛したるから…ね?」
「そんなキザなこと言うなよぉ、終わりみたくなるじゃんか、最後みたいじゃんかぁ」
彼は自慢のマフラーや軍服が汚れるのも気にせず俺に擦り寄った。まるで割れ物にでも触れるように優しく、そして強く。
「やめろよ、お前の服に血が着くだろ…ふふ」
俺がたしなめると本当に見たことないくらい不細工な顔で泣く。
「泣くなってば…トン…とん、すき…だ、よ
ぷつりと何かが切れた。
コメント
7件
めちゃくちゃ好きです!
あ 、 好き 。
楽しみ過ぎるて😭👍🏻💞