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👻 🔪
メンヘラ
キャラ崩壊
「……ねぇ、なんで返信くれなかったの?」
夜中の二時、スマホが震えて目を開けると、そこに浮かぶのは小柳の名前。
『既読つけて寝るとかさ、俺のことどうでもいいの?』
心臓がざわつく。ちょっと遅くまで眠っていただけなのに。
数分後、また通知。
『俺さ、ほんとにおかしくなりそうなんだよ。君が俺を見てくれないと。』
気づけば玄関のチャイムが鳴っていた。
こんな時間に誰が、なんて考えるまでもない。
扉の向こうから聞こえるのは、震えるような声。
「……開けてよ。会わないと無理。君がいないと、俺ほんとに死ぬから。」
「……逃げないで」
背中に回された腕がぎゅうっと食い込む。
まるで檻みたいに、あなたを閉じ込めるみたいに。
「さっきまで返信くれなかった罰、まだ終わってないから」
小柳の声は甘いのに、ぞくりとするほど冷たい。
唇を塞がれ、息を奪われる。
抗おうとするたびに彼の舌は深く押し入ってきて、逃げ場を失っていく。
「ねぇ……わかってるでしょ? 君が俺以外を見ようとするから、俺こんなに狂うんだよ」
腰を押さえつけられて、シーツに沈められる。
彼の吐息が耳に触れるたび、恐怖と同時に身体の奥が熱くなってしまう。
「……全部俺のものになるって、言ってよ。
言わないなら……身体に刻んで、わからせるしかないね」