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「鼠は街のどこにでもいるものですから。」

「…」

「にゃー、」

猫がニャーンと鳴いた。

____________

「そういえばあの時、猫の鳴き真似していましたね。」

「ん、あぁ、そんな事もあったね」

澁澤との対面の後。太宰とフョードルが道でばったり会ってしまった。

後、近くのカフェ「うずまき」で世間話をすることとなった。

「何故ですか?」

「おやフョードル、知らないのかい?」

「猫の生態なら分かりますが。」

「違う違う」

「鼠の方ですか?」

「それも違うよ」

「何をです?」

「猫はさ、」

「鼠のこと食べちゃうんだよ?」

「!?」

「知らなかったの?」

「い、いえ、知って、ますが、」

「そう言う意味だと、は、」

「思ってなかった?」

「はい、」

「ふふっ、君実は莫迦だったり?」

「それはないですよ!」

「おやそうかい。」

「じゃあ、考えられると思うな~」

「はい?」

「んー、猫は鼠を食べちゃうでしょう?」

「えぇ、」

ジリッと太宰が近づく。

その目はまるで獲物を狙うねこのよう。

「あの、?」

「私は猫だよ?」

「猫、?」

「そして君は鼠だろう?」

「はい、?」

「、!?」

「ふふっ♪」

「へ、あの、!?」

太宰が近づくと同時に後ろへフョードルが後退る。

ジリジリと近づく太宰から逃げ続け壁に壁に追いやられ、逃げ道が無くなる。

「あ、えっと、」

「鼠は猫に勝てないのだよ。」

「っ、」

「どうかしたのかい?♪」

「ぅ、」

「はは、いただきまーす♡」

猫が獲物を捕えた。

鼠には逃げる暇はない。

猫が猫が鼠を食べた。

鼠が可愛く泣きました。

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