この作品はいかがでしたか?
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「鼠は街のどこにでもいるものですから。」
「…」
「にゃー、」
猫がニャーンと鳴いた。
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「そういえばあの時、猫の鳴き真似していましたね。」
「ん、あぁ、そんな事もあったね」
澁澤との対面の後。太宰とフョードルが道でばったり会ってしまった。
後、近くのカフェ「うずまき」で世間話をすることとなった。
「何故ですか?」
「おやフョードル、知らないのかい?」
「猫の生態なら分かりますが。」
「違う違う」
「鼠の方ですか?」
「それも違うよ」
「何をです?」
「猫はさ、」
「鼠のこと食べちゃうんだよ?」
「!?」
「知らなかったの?」
「い、いえ、知って、ますが、」
「そう言う意味だと、は、」
「思ってなかった?」
「はい、」
「ふふっ、君実は莫迦だったり?」
「それはないですよ!」
「おやそうかい。」
「じゃあ、考えられると思うな~」
「はい?」
「んー、猫は鼠を食べちゃうでしょう?」
「えぇ、」
ジリッと太宰が近づく。
その目はまるで獲物を狙うねこのよう。
「あの、?」
「私は猫だよ?」
「猫、?」
「そして君は鼠だろう?」
「はい、?」
「、!?」
「ふふっ♪」
「へ、あの、!?」
太宰が近づくと同時に後ろへフョードルが後退る。
ジリジリと近づく太宰から逃げ続け壁に壁に追いやられ、逃げ道が無くなる。
「あ、えっと、」
「鼠は猫に勝てないのだよ。」
「っ、」
「どうかしたのかい?♪」
「ぅ、」
「はは、いただきまーす♡」
猫が獲物を捕えた。
鼠には逃げる暇はない。
猫が猫が鼠を食べた。
鼠が可愛く泣きました。
コメント
3件
上手い表現に感嘆…最後の4行で十分妄想できます助かる 太ドス増えたらいいのに…
好きだぁぁぁぁぁ!!!!