防弾学園

オンマ『本当に1人で大丈夫…？』

駅の改札の手前。

オンマは今にも泣き出しそう。

○○『大丈夫だよ。心配しないで！』

同じく泣き出しそうになるのを

グッと堪える私。

チェ・○○はこの春、高校2年生になる

タイミングで、全寮制の防弾学園に編入

することになって、

明日の始業式に備え、今から

防弾学園へ向かう所

どうして編入することに

なったかと言うと、

両親が仕事の都合で

海外に転勤が決まり、

でもそこは、治安が悪いから私を

連れていくのが不安。

でも1人で韓国に残すのも不安。

なら、全寮制の学校に通えば安心！

ということで、1年間通った高校を転校

し、防弾学園へ行くことになった。

アッパ『寂しくなったらいつでも電話しておいで』

私とそっくりだと言われる瞳で

優しく微笑むお父さん

○○『うん分かった。』

○○『じゃあ行ってきま〜す！』

アッパ『行ってらっしゃい！』

オンマ『気を付けてね〜！行ってらっし   ゃい』

アッパとオンマの方が慣れない国での

生活をまえに不安がいっぱいなはず、

そんな2人に心配はかけていられない。

私は頑張って笑顔を見せて、

改札をくぐった。

-NEXT-