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#執着
さぶれ
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社長とまさかのエレベーター同乗…! 「大事にしてもらえよ」からの「な…舞」って、名前呼びがめっちゃ胸にくるやつだよね😭💘 春樹くんが社長の連れの女性に見とれてるとこも含めて、感情が密室で交錯してる感じがすごく伝わってきた。続き、めっちゃ気になるよ…!
やっと一つのエレベーターが降りて来て、閉めようとすると──
「待て! 俺も乗る!」
声を上げ、駆け込んでくる人影が、目に入った。
閉まりかけていたのを、慌てて開閉ボタンを押してドアを開けると、
「すまないな……」
言いながら乗り込んで来たのは、あの鷹騰社長だった──。
「あ、社長……」
「あ、君は……」
互いに顔を見合わせて気づく。
──鷹騰社長は、隣に女性を連れていた。
そういう自分も彼氏といっしょで、
「……彼氏か?」
と、一言が尋ねられる。
「ええ、まぁ……」
なぜだか目を合わせられないまま、短く答える。
「社長も、彼女とご一緒で?」
その女性が履いている艶のある黒のエナメルパンプスに視線を落として、そう問い返した。
「ああ、まぁな……」
鷹騰社長が、私と同じように気まずげに答えて、傍らの女性に顔を向けた。
「……すごい綺麗な方ですね」
すると横から、ふいに春樹が口をはさんだ。
見とれるように女性に目をやる彼に、(また、そんな言い方して……)と、上目に睨む。
──と、
「君にも、綺麗な女性がいっしょにいるだろ」
鷹騰社長が見とがめるようにも口にして、
「女を連れている時に、男が他に目移りなんかするもんじゃない」
鋭い眼差しを彼に向け、まるで私の気持ちを代弁してくれるかのように話した。
「あ……ああ、そうですよね……」
春樹が頭を掻いて、決まりが悪そうに愛想笑いを浮かべる。
エレベーターが私たちの降りる階に到着して、「じゃあ……」と挨拶を交わし降りようとした──その背後から、
「……大事にしてもらえよ、彼氏に」
鷹騰社長の声が飛んできて、ふと振り向いた一瞬、
「な……舞」と、名前が呼びかけられた。
何気なく言い添えられた名前に、胸がドキリとする。
先に歩き出していた春樹は気づいてはいないようで、ほっと胸を撫で下ろして、
それから、(名前を呼ばれただけなのに、なんでそんなにドキドキしてるんだろう私……)と、ふと思った──。