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彼からだった
今思えば死んだはずの彼から手紙なんて来るはずがない
そう思うのは当然だろう
しかし、この筆跡は彼のものなんだ
わからないはずがない
幼少期からずっと一緒に過ごしてきたんだから
手紙を読んでみた
ちょっと長いから要約するとこんな感じ
『元気にしてる?まあだいたい予想はついてるけれど笑
まあそんなあなたを放っておくわけにもいかないからこうやって思いを伝えてみようとしたんだ
まあこういうのってなかなかわかっていても上手くいかないね
わかってたけどね笑
あなたがこれをいらないと思ったら破り捨ててくれても構わない
それがあなたのためになるのなら
ただこれだけは伝えておくね
僕はあなたを…』
最後の大事なところは涙で滲んでしまって読めなかったけど
なんとなくいいたいことはわかったきがする
薄暗い曇り空の中で橙のスポットライトが私を照らすなか
私は家へ帰った