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第二次戦国時代――。
日本列島は、47国に分断されていた。
47の都道府県は、それぞれ独自の政府、軍隊、警察、財政機構を整備し始めた。
かつては一つの国家を構成していた行政区画は、今や互いに国境を持つ独立国家となったのである。
北海道では北海道政府が独立を宣言し、東北では青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島がそれぞれ独自の国家体制を確立した。
関東では東京を中心とする巨大な経済圏が形成された一方、周辺地域も相次いで独立。東京の影響力を警戒する国家が次々と軍備を増強していった。
中部地方では、特に深刻な対立が発生していた。
岐阜、長野、静岡の三国は、経済・軍事面での協力を強化し、やがて「岐阜・長野・静岡連邦」を結成。
これに対し、愛知と三重は伊勢湾を中心とした経済圏を形成し、「愛知・三重連合」を成立させた。
両陣営の対立は、単なる外交問題ではなかった。
道路、鉄道、工業地帯、発電所、港湾、河川、水資源。
中部地方の生存に必要なあらゆるものが、両陣営の勢力圏に分断されていた。
特に愛知は、日本崩壊以前から存在していた巨大な工業基盤を利用して軍需生産を急速に拡大。
岐阜・長野・静岡連邦も対抗して軍備を整え始めた。
こうして、中部地方では「戦争は避けられない」という空気が広がっていった。
そして、第二次戦国時代が始まってからわずか一年後。
西暦2075年3月――。
岐阜と愛知の国境付近で、一発の銃声が響いた。
両国は事件の責任を互いに押し付け、外交関係は完全に断絶。
数時間後、岐阜・長野・静岡連邦は総動員令を発令した。
それに対し、愛知・三重連合も軍を動員。
日本列島が分裂して以来、初めて複数の国家を巻き込む大規模戦争が始まろうとしていた。
2075年3月――。
「中部統一戦争」と呼ばれる戦いが、幕を開けた。
この戦争は、単なる国境紛争では終わらなく…
中部地方の覇権を巡る、第二次戦国時代最初の大戦争が始まろうとしている
コメント
1件
第2話、読み終わりました!47都道府県がそれぞれ独立して戦国時代に突入するって設定、すごく細かく作り込まれていて引き込まれますね。特に中部地方の対立構造——岐阜・長野・静岡連邦vs愛知・三重連合——が、地理や産業の現実をベースにしているからこそリアルで、一発の銃声から戦争が始まる流れも緊張感がありました。この世界、どうなっていくのか気になります…!