それから俺はずっと高校を休んだ。
何もかも分からなくなってしまった。
ちょくちょく桜たちが見舞いだと来てくれるが居留守をした。
何なら今は声も聞きたくない、何もしたくない。
誰かの声も聞きたくない…。
今は1人にさせて欲しい……。
ある日起きると昼過ぎで、また今日が来たのかと嫌になった。
最近の俺はどこか変で、1日何も食べなくても平気で、真っ暗な部屋でも何とも思わなくなった。
寝ても寝ても寝足りなくて……、いっその事目覚め無くなればいいとも思うようになった。
目が覚めても何もやること無くてボーっとしてまた寝ての繰り返し。
そんな時スマホが震えた。
電話で哉真斗からだった、そうか、ずっと連絡もしてなかったからな…。
俺は申し訳なくて通話ボタンを押した。
哉真斗「おーい、皐月最近連絡来ないけどどした?」
哉真斗の声を聞いたら急に涙が溢れて何も言えなくなってしまった。
哉真斗「…、皐月泣いてんのか?」
何も答えれない俺に更に嫌になった。
哉真斗「すぐ行く、待ってろ」
そう哉真斗が言って電話が切れた。
電話が切れた事で更に不安になった俺は気付けばカッターを持ち出していた。
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