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数十分後
哉真斗side
哉真斗「皐月?大丈夫か?」
(皐月が行けない時のために合鍵は持ってます)
そう話しても家主は姿を見せないし何も返答しない。
嫌な予感するな…。
そう思った俺は寝室に飛び込んだ、そこで見た光景は……。
哉真斗「…?皐月?」
後ろ姿だが嫌な気配がした。
俺は咄嗟に皐月を向き直したら…、
左手首に傷を付けて右手にはカッターを持ってた。
哉真斗「…、皐月何してたんだ」
皐月は虚ろな目で
皐月『あぁ、コレ?綺麗でしょ、俺も同じ人間だったんだなぁって』
本来なら堕ちた皐月は欲しいと思った、でもこれは違う。
哉真斗「皐月、何があった、誰がそうさせたんだ」
皐月『…、全部俺が悪い、俺が全部悪かったんだ…。』
皐月の言ってる意味がわからなかった、風鈴で友達が出来たと言った皐月は嬉しそうで、照れ屋だったのに、今は逆だ、絶望を通り越して今からでも死にそうな顔している…。
それが許せない、風鈴は何を考えてるんだ。
このまま皐月をこちら側に引き入れてやろうか…。
皐月『なぁ、哉真斗』
哉真斗「どうした?皐月、その前に傷消毒しなきゃな」
暫くの沈黙後
皐月『……、哉真斗は俺を必要としてくれる?』
違和感しかない皐月の発言だが、
哉真斗「そりゃ勿論、俺には皐月が必要だ」
そう答えると皐月はへにゃと笑いながら気を失った。
風鈴は好きじゃない、でも元風鈴として皐月を助けてきたがこうなると話が違ってくる、梅宮、お前は何を見てきたんだ……。
俺は皐月を優しく抱きしめて風鈴、梅宮をますます嫌いになった。