共依存してます。(多分)目をくり抜きます。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ちゅうや、かわいいね。
まつけが長くて、夏の朝のような青色を、ぎゅぎゅっと詰めた瞳。太陽にさえ敵わない紅蜜柑色の髪。
少し触るだけで、びくっと反応する淫らな体も、全部私が教えたんだな、と考えるだけで幸福感が心の底から湧き出てくる。
でもね、何かがたりないの 、
もっと、もっと。ちゅうやがほしいの。ちゅうやを、私だけのものにしたいの。
「ちゅうや。」
私がそういうと、遠くにいたちゅうやはぱぁ、と顔を輝かせ、ゆっくり、そして確実にこっちへ向かう。
「どうした太宰。なにかあったか?」
そう心配したような顔でいう。
これを言っても怒られないか、ちょっと心配。
「ちゅうや、私ちゅうやの目、ほしい。きらきらで、ちゅうやにしかない輝き。私だけのものにしたい。」
嗚呼、言ってしまった。そう思いながらも目尻をするり、撫でると少しだけちゅうやは反応する。
「片目、かため、だけならいいよ。」
そういうちゅうやは、まるで聖母マリアのような、あたたかい目をしていた。
ありがとう。だいすき。わたしだけのちゅうや。
ちゅうやに痛い思いはしてほしくなかったから、ちゃんと、ちゃんと麻酔を打ってたらしたよ。
これが、ちゅうやの目。ちゅうやのうらがわ。
きらきら、無邪気に草原で遊ぶ、こどものようなきれいで、純粋な瞳。
なぜそうしたのかわからないが、私は口の中にころりと瞳を入れる。
くるりくるり回して、じっくり味を堪能する。
しょっぱい。それしかなかった。
食べるのは勿体ない、とおもい、すぐに口の中から出した。
私という汚い存在によごされても、きれいなままで。
すごいなぁ。ちゅうや。ふふ、これからもずっといっしょ。
片目がなくとも、私はずっとちゅうやの味方だし、ちゅうやのことすきだよ?だからちゅうやも私の事ずっとすきでいてね。
コメント
2件
初コメ&フォロー失礼します!全部通して読ませていただきました! 主さんの作品の雰囲気大好きです!これからもがんばってください!