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私の彼氏、宮治は間違いなくスパダリです。
「ナマエちゃんほんまかわええなぁ。」
治くんにそう言われてから自分に自信がついた!そっか私って可愛いんだ!そうなんだぁ!そう思ってたのに、、
学校の日いつもみたいに靴箱に靴をしまって教室へ向かおうとすると……誰かにぶつかってしまった。
「あっ、、ごめんなさっ」
私が慌てて謝ると、頭の上から伝う影が。
「あ゛?前見ろや喧し豚。」
そう言った治くんそっくりの金髪ナルシストが私の前を去ってった。は?私のこと喧し豚って言った?ありえないんだけど。あんなに治くんはかわいい、かわいいって言ってくれるのに、あの金髪ナルシストは私に向かって喧し豚って?あーあ、もう知らない!治くんに言いつけてやる!そう思った私は、教室に行ったすぐに、治くんのL〇NEを開く、朝送ったおはようの返信が返ってきてて、自然と笑顔になってきた。L〇NEの会話を見るだけで、さっきの金髪ナルシストの話は忘れそうだ。けど、私を怒らしたらこうなるって!宮治の女を怒らしたらどうなるかを!思い知らせて上げないとねっ!高速でLI〇Eをメッセージを入れる。
「さっき宮侑に喧し豚って言われた、私そんなに太ってるかな、」
自分で打ったメッセージにグサリと来た。治くんは私のいっぱい食べるところが好きと言ってた。「美味しそうにたべとって、めっちゃナマエちゃんのこと食べたなる。」って言われた時は、気絶する所だった。だから私は、治くんに嫌われたくなくて、いっぱい食べて、餌付けもされている。食べることは嫌いじゃないし、むしろ大好き。だけど、たしかに最近太ってきたかも。もしかしたらこのまま嫌われるんでは??食べてるところが好きってだけで、太ったお前は好きやない。って言われたら、どーーーしよ!!そうなったら、もう死ぬかも!!これを送った時、せやなぁ笑とか言われたらどーする??そんなこと治くんは言わないって信じてるけど!!考えただけで気絶&もう、探さないでください。なんだけど!!!そう私が考えている間に、送信ボタンを押していたみたいで、今まで考えてたことはなんだったんだ。と急に虚無になった。送信消し取りをする訳でもなく、会話文をずうっと眺めていた。数分で返信が返ってきた。
「教えてくれてありがとぉな。ナマエちゃんが太っとるわけないやん。どんなナマエちゃんでもかわええし。」
ずぅっっっ!きゅーーーぅん!!! Q.はい、このスパダリは誰ですか?A.私の彼氏です。きゃ!!!!!ま、眩しい!!LI〇Eが眩しい!!お母さんありがとう。私を産んでくれて。そして宮治を産んでくれたお母様ありがとうございます。彼、とてつもなくスーパーダーリンですよ。宮侑さんを覗いて。
るんるん気分で廊下をスキップしてると、角名倫太郎に出会った。
「あっナマエじゃん。」
声を掛けられた。珍しっ。
「角名くん、やっほ、、『ナマエちゃん何話してるん、?』」
この聞きなれた声に、そわっとしてると抱き寄せられていた。なにそれ??え?ハ?
「お、治くんっ!?」
「角名と目ぇ合わしたらあかんやん。」
私の肩に後ろから顔を埋めてくる。ちっ、近い。やばい、このままだと溶ける。惚れてまうやろ!!いや既にベタ惚れなんだけど。私が完全に人間じゃなくなってしまう!!前を見ると、角名倫太郎は消えていた。早すぎだろ。
「まっ、て、ほんとに」
ドドドドドドドドドドドドドドド…
心臓の音漏れすぎじゃない???助けて?
…
「ナマエちゃん、かぁわええなぁ♡」
私は治くんのがっちりとした腕からなんとか抜け出して、前を向いてはっきり言う。きっと顔も耳もぜーんぶ真っ赤だと思う。
「治くん、だいすき!!!!!!!」
治くんが満足そうに笑ったあと、
「俺も愛しとぉよ♡」
宮治
ナマエちゃんのこと溺愛してる。
宮侑さんはどうなったんでしょう、ね。
多分ナマエちゃんよりも愛大きい。
ナマエちゃん
溶けそうなのかわいい。
金髪ナルシストのことは恐らく嫌い。