コメント
1件
続きみたいです!!!!!!!!!!!!!!
🐣side
中庭のベンチに座ろうと近寄ると
ベンチの横に見覚えのあるスクールバックがある
そのまま視線を横にやると
煙草を吸いながら黄昏てるジョングク君が居た
おいおいまじかよ_···
急いで煙草の箱を奪い取り
🐰『っ!?、ちょっ!返せよ···っ、!!』
と僕から奪い取ろうとするが
僕のポケットにしまうと諦めたのか
ストンと座り直した
🐣「ねぇ。ジョングク君」
隣に座り
🐰『···あんだよ。』
🐣「君ってべつに頭悪い訳じゃないでしょ」
🐰『···え、??』
ジョングク君の顔が一瞬固まって目を見開いている
が
直ぐに取り戻しいつもの顔···強ばった顔に戻る
🐣「君の今までの成績を見たんだけどね」
🐣「中一のテストで···」
───”学年1位”
🐰『”、そんなんたまたまだ···。』
🐣「···たまたまで取れるものじゃないんだよ。」
🐣「それに中二でも学年1位だったしね、」
🐰『···どこまで見てんだよ、』
そう。僕は事前にジョングク君について
調べていた
どんな中学生だったかとか
頭の良さとか
全部全部わかっている
🐣「教師を舐めちゃいけないよ。」
🐣「···そして、君が変わり始めたのは」
🐣「中二最後のテストだ。」
🐰『!?』
🐣「いきなりがくっと下がっている、」
🐰『···』
🐣「···ねぇ、この時何があったの??」
🐰『そんなん他人のお前に関係ねぇだろ。』
🐣「···そうだね、僕は所詮他人だ。」
🐣「でも、これでも君の担任なんだよ。」
🐣「誰か1人欠けてたら駄目なの。」
🐰『っ、』
🐣「···話してくれたら煙草返すよ。」
🐰『”、いらねぇ、そんなの。まずいし···』
🐣「ジョングク君。僕は君について全部知ってる」
🐰『は、??』
🐣「···本当は辛いんでしょ??誰かに助けてもらいたいでしょ??」
🐰『っ、!!』
🐣「···なんで1人で溜め込むの···、」
🐰『”、』
🐣「僕は_」
🐰『うるせぇんだよッ···!!!』
ジョングク君の右拳が飛んでくる。
正確に分析すると
当たらない様に少しずらしているな
でも、
🐣「···ごめんね。」
バコッ_!
僕はあえて当たるようにした
椅子から落ちて尻もちを着いた
しかも、右頬がヒリヒリする
🐰『ッ!?、はぁ!?···』
🐰『···当たらないようにしたのにッ···、(ボソッ)』
🐣「···僕は同情なんかしたい訳じゃないんだ」
🐣「ただ···ジョングク君とその気持ちを共有したいだけ。」
🐰『、!』
立ち上がり砂を落とす
🐣「ね、教えてよ···ジョングクくんの秘密。ㅎ」
🐰『っ、!?』
思わず見とれてしまうほど
──”陽射しに当たるジミンは美しかった”
🐰『···っ、あれは、』
🐣「···うん。ㅎ」
またもや隣に座り
🐰『中二の終わりの頃、もうみんな進路の話をしてた』
🐰『その中で唯一僕と仲が良かったやつがいきなり、泣きながら』
🐰『”お願い、ジョングク君!志望校を辞退してくれないか!?“って言ってきたんだ』
🐣「···うんうん。」
🐰『···唯一の友達を無くしたくなかった、嫌われたくなかった一進で辞退したんだ』
🐰『···髪も染めて、ピアスも開けた全部校則違反だ』
🐰『調子に乗った態度ばっか取ってた』
🐰『だからかな···色んなやつに狙われたんだ』
🐣「、!!」
🐰『金も取られたし、バックも隠された』
🐰『暴力なんて日常茶飯事だった』
🐣「···”」
🐰『···、あいつが笑顔で俺に”合格したよ!!“って言われた時』
🐰『俺は素直に喜べなかった、』
🐰『そんな自分に嫌気がさして学校も休みがちになって家にひきこもってた』
🐰『···なんで俺ってこんなに最低なんだろうって、』
🐰『···っ、辛かった···苦しかった、ッ』
1粒の雫がジョングク君の頬を伝う_
🐣「···ジョングク君、ありがとうね話してくれて」
頭を撫でる
いつの間にか無自覚にやっていた
何故か今この子が弱く見えるから
こんなに僕より何倍も体格があるのに
小さく見えたから、
🐰『ぐっ、うぅっ···グスッ』
うん。この子はきっと素直でいい子なんだ
少し人より敏感なだけで、
根はきっと凄くいい子なのだろう
僕はわかるよ。
君の今までの努力と我慢を
でも、もう安心してね
🐣「···そいつらはもうこの高校には居ないんだよ。」
バッ!とこっちを見たジョングク君の瞳が
キラキラと輝く
🐰『そっか···そうだ、もう居ないんだぁ···ッ』
と弱く呟いた
そしてそのまま膝から崩れ落ちていた
直ぐに抱きしめた
🐰『っ、···せんせっ···い、』
初めて彼の口から”先生”と言われた
その事に驚くがすぐに取り戻し
🐣「、ん~??」
背中を擦り
大丈夫だよと声を掛けたりした
🐰『···大好き。』
···ん????
えと、ん??
あ、もしかして
なんかこう有名人がいるのかな??
DAISUKIみたいな
じゃあなおさら分からないんだけど···
🐣「···からかわないでよ、ㅎ」
頭を撫でてやる
🐰『···俺は本気。···です、』
撫でていた手を掴まれる
そしてそのままジョングク君の唇ヘと運ばれる
え、ちょっ···ま、待って、!?
手の甲にキスをされる
ちゅ_
そう甘い音を発して。
自分の顔が赤くなるのが分かる
だっ、だってさ!?、ほら、
は···初めてだし、!?
生理現象てきな!?
🐰『···おかしいのは分かってます、でもなんかこう』
🐰『キューンってきたんです、』
そんな自信満々な顔で言わないで、ㅎ
🐰『ダメですか??』
🐣「うん。ダメㅎ」
🐰『えぇ、···』
分かりやすく肩を落とす
ふふㅎ可愛い
🐣「あ、ん~···その髪型とピアスと素行も直してくれたら考えてあげようかな。」
🐰『っえ、!?ほんとですか!?』
顔がかがやく。
🐣「ん~···やっぱりどうしよっかなㅎ」
🐰『頑張りますっ、頑張るからっ、!!』
🐣「···ふふㅎ。分かったよ分かった、」
🐣「だからもう今日は帰りな、」
🐰『絶対分かってないですよね、!?』
その言葉は無視して
背中を押す
🐰『毎日告ってやります!!』
🐣「···はいはい。ㅎ楽しみにしてるよㅎ」
手を振る
🐰『はい!!』
僕より何倍も大きく手を振ってくれた
···さっきまであんなに強ばってた顔が
一瞬で解けた
溜め込みやすい子は沢山見てきたけど
あんな子は初めてだ。
···今度甘い物でも買ってあげよう
ルンルンで職員室に戻った_