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テラーノベル(Teller Novel)
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僕は貴方を手に入れられるなら

悪魔にだってなる


『先輩♡』

『おぉ…グク』

『何してるんですか?』

『べ、別に何もしてないよ!!』


外には生徒に囲まれているテヒョン先生がいた


『ふーん』


きっと今の僕は冷たい表情をしてるはずだ

けして 先生が嫌いな訳ではない

ただ…

ただ ジミン先輩の視界を汚す存在が嫌いなだけだ


『グク?』

『今 行きます♡』

『どうかした?』

『いいえ、何にも♡』


あぁ…無邪気に笑う先輩をめちゃくちゃにしたい

僕だけでいっぱいにしたい

僕だけを欲して

僕を求めて欲しい…


『グク?』

『ハッ…すみません』

『あはは、お前たまにどっかいっちゃう時あるよなwww』


あぁ…愛おしい

手を伸ばせば掴めるのに…


『おっ、今帰りか?』


『テヒョン先生…』

『ジミン今日は資料手伝ってくれてありがとうな』

『…いいえ…///』

『どうした?顔赤いけど熱でも…』


バシッ


『先生さようなら』

『先輩帰りましょ』

『お、おぅ』

『?』

『まぁ、大丈夫ならいいが…気をつけて帰れよ』

『さ、さようなら』


あぁ…ムカつく

何も知らずに先輩に笑顔で愛想振りまき

触れようとするあの手

そして すぐ顔に出す先輩


ムカつく


『急にどうしたんだよグク』

『何がですか?』

『ん〜 いや なんでもないw』

『けど 今日あっちぃな』

『アイス食べて帰りましょ♡』

『いいね〜』


あれは汗が肌にまとわりつくような暑い日だった


『うわっ』

『あ!!ごめん!!』

『悪い…周り確認せず水撒きしてた…大丈夫か?!』

『テヒョン先生…』

『だ、大丈夫です』

『びしょ濡れだ…本当にすまん』

『とりあえず着替えなきゃ』

『保健室にあったはず!!ちょっと来て』

『先生大丈夫です!!…教室行けば体操服が…』


『ん?先輩?……先生?』


『あれ?保健の先生いない…確かこの辺に…』

『大丈夫なのに///』

『あったあった!!ほら脱いで』

『え?!』

『シャツまでびしょ濡れ…本当にすまんなジミン』

『…先生…あの…』


ガラガラ

『?!』

『どうしたんですか?先輩に先生』

『いや、水撒きしてたらジミンにかけちゃってさ…ほら脱いでこれに…』

『…………』

『僕の体操服貸しますよ』

『え?』

『先輩次 体育ですよね?』

『そうなのか?ならグクに借りたらどうだ?』

『先生あとは大丈夫なんで』

『そうか?じゃ あとは頼む』


ガラガラ


濡れたシャツが肌にくっつきラインがくっきり分かる…

頬が紅いのはきっとあいつに触れられたからだ


『先輩 顔紅いですね』

『え?!…そ、そんな事ないよ!!』

『あぁ…びしょ濡れだwww』


脱いだその身体は華奢なようでしっかり筋肉もある男子の身体なのに直視する事を躊躇してしまう


『グク…早く…』


僕の裾を上目遣いで欲しがるジミンを見て

僕は理性を抑えれなかった


『んッ…っ』

『はぁ…っ グ…ク』


『ダメじゃないですか先輩…こんないやらしくて』

『?!……ば、バカな事言うなよ!!』

『ど、どけよ!!』

『うっ…手を離せっ』

『あぁ…まだ我慢するつもりだったのにな…』

『先輩 先生大好きオーラ凄いし こんなエ ロい格好で先生の前にいるし…』

『な、なんの事だよ』


顔赤らめて誤魔化してる姿が可愛いけど胸糞悪い


『ふふっ 可愛いな先輩…』

『あっ///』

『先輩 耳弱いですよねw』

『はぁ?!…そんな事!!…あっ…ん…やめ…あっ』


甘い

クラクラするくらい頭がおかしくなる

柔らかいくちびる

絡み合う舌の温かさ

触れる度に身体がビクビクとする


『んッ…グク…はっ…やめ…て…んっ…』


あぁ…とろけそうな顔してるクセに

必死に抵抗して…


『先輩嘘つきですねw』

『ほら…服の上からでも分かりますよw』

『可哀想に…楽にしてあげますね♡』

『はっはっ…え?』

『ちょ…ちょっと?!』


ズボンから露わになったソレをゆっくり握りしめた


『あぁ…んッ…なんで…はぁ…んっ』

『ゾクッ 先輩のその顔…ずっと見たかった…』

『グク…んッ…』


キーンコーンカーンコーン


『あ、授業が始まりますね』

『えっ』

『あれ?やめたくないですか?w』

『まだイッてないですもんねw』

『そ、そんな訳ない!!』

『ふふっ』

『ほら、体育でしょ?これ着て…』

『うわっ』

『返すのは何時でもいいですよw』

『…あ、ありがとう』


グクはジミンを引き寄せ 耳元で


『僕に抱かれてると思って頑張ってくださいね♡』

『?!///』

『バカ!!』

『ふふっ』

『行ってらっしゃい♡』



グクはそのままベッドに倒れ込んだ


『はぁ…やっちまった…』

『先輩が悪いんだ……』



『バカバカ!!何感じてんだ俺!!』

『なんだよあいつ?!…あんな顔 初めて見た…』

『って 何思い出して///』


体操服からグクの匂い…

-僕に抱かれてると思って-


『ドキッ』

ジミンは急に身体中が熱くなった

『…ギュッ…なんだよ…クソッ』

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