コメント
2件
突然のコメント失礼します。 こちらの作品とても素晴らしかったです;;宜しければ続きとか、お願い出来ませんでしょうか;;
風楽視点
いつだって別れは突然だ。
「奏斗」
「俺、奏斗と別れたい。」
「す、好きな人が出来たんだ。」
雲雀から別れ話を告げられた。別れを告げる君の顔は、いつもの君からは感じられない程真面目な顔。決断しきっているその瞳は僕を見ていた。ただ真っ直ぐに。
あぁ、もう駄目なんだ。僕じゃ駄目なんだ。
そんな言葉が脳裏に張り付いて離れなかった。離れてくれなかった。
『わかった』
『今までありがとう。』
「………、…」
「俺奏斗の、事大好き、」
なんだよ。君から言った癖に。
『…僕は雲雀の事大好きだったよ。』
「ッ!?……」
『じゃあ……バイバイ雲雀』
いつの間にか玄関に来ていた。
いつの間にか声が出ていた。
雲雀が俺の背後にたっていた。
振り返るつもりは無い。
僕が今する事は想い出の詰まった雲雀の家から出ていく事。
ガチャ
「奏斗……またね」
『………』
バタン
閉まってしまったドアにもたれ掛かる。このドアが開かれる事はもう無いのだろうか。
またね、この言葉が嫌いになりそうだ。僕の嫌いな言葉を発した君の声が震えていたように聴こえた。
雲雀と同期だったの凄い嬉しかったんだけどなぁ
今では凄く……
『またねってなんだよ……雲雀のバカ……っ』
歩き出そうとした時、雲雀の声が聴こえた
ごめんね…本当は…
ような気がした。
後__
何気なく開いた某YouTube。オススメに雲雀の歌枠がでてきた。ライブ中だったらしい。
そこには気持ちよく歌っている雲雀の姿。
「んじゃあ、次はこれ歌おうかな……」
リスナー達のコメントは称賛の声から歓喜の声へとみるみる変わっていく。
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歌い出した途端、さっきの異常な程のコメ欄の速さは何処に行ったのだろう。
コメント欄が動く事は無くなり、歌に聞き入っている。
ここまで周りを引き込める歌声。憧れてしまう。
雲雀の声が震えている。悲しみが滲んでいる。
そう思ってしまうと何故か、何故か、見れなくなってしまって画面を閉じる。
『なんで、なんでぇ……』
沢山の雫が零れてしまった。
END
カプ思い付かない……