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「なあ、工藤。今から海行かね?」
そう言いながら彼は、微笑んだ。
突然言い出したものだから混乱した俺は、とっさにOKしてしまった。
「けれど、どうして海なんだ?」
「んー、気分転換に? 笑」
「なんだそれ 笑」
彼は気分転換にと言ったが、俺はなんだか誤魔化してるような気がした。
だがそんな探ることでもないため、これ以上考えるのはやめた。ただ単純に行きたかっただけだろう。
「…着いたな。」
「ああ。夜だからあまり見えないけど、」
『海が綺麗だな。』
「…ああ、そうだな」
『ほんと、海が綺麗だな。』
「…!!!!く、どう、」
「いまの、もしかして…」
「ああ。そのまさかだ」
「…!!!!工藤。」
「おれと、、付き合ってください。」
「…やだ」
「へ?!」
「ははっ。冗談だ。喜んで。」
「…工藤!!!」
そう言いながら黒羽は俺に抱きついてきた。いきなりすぎないか。
「ばーろ!いきなり抱きつくな!」
「だって、!!おれ、OKしてくれるっておもってなくて、!」
鼻水を垂らしながら黒羽はそう言う。せっかくのいい顔が台無しだ。
「全く、自慢のポーカーフェイスはどうしたんだよ。」
「あんな工藤の前でポーカーフェイスとか無理に決まってるだろ〜!!おれ、ほんとに嬉しいんだから、!!」
「おれ、ほんとに今幸せ。ありがとうな、工藤。」
「…ああ。黒羽が幸せなら俺も幸せだ」
「〜〜!!!工藤ー!!!!」
「わっ!だからいきなり抱きつくなって!!」
全く。急に抱きつくなって何度言えば分かるんだ。まあそこも可愛いんだがな。
「もうー、工藤ったら照れちゃって!」
「ばーろー!!照れてねえ!!」
「まあそこも可愛いんだけどね。」
「お前なあ…よくそんな恥ずかしいことサラッと言えるよな。」
ほんと、こいつはどこまで能天気なんだ。
「あ、そうだ。せっかく付き合えたんだし、お互い呼び方変えようぜ!」
「呼び方?」
「そう。今は俺がお前のこと工藤って呼んでて、工藤は俺のこと黒羽って呼んでるだろ?けれど次からはお互い名前呼びにするってこと。」
なるほど。お互いの本名で呼ぶのか。
「…いいぞ。」
「ほんとか?!やった!!」
「それじゃ、これからよろしくな。新一!」
「ああ、よろしく。快斗!」
ちなみにあの言葉の意味⬇️
海が綺麗ですね➡️貴方に溺れてます。
ほんと、海が綺麗ですね➡️私も貴方に溺れています。
もし意味が間違っていたら教えていただけると嬉しいです🙇🏻♀️💦