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9話
コンコン……
朝になり俺はノックの音で目を覚まして起きようとして腰に激痛が走った。
九井「いっっ!!!」
確蝶「大丈夫か!?」
俺は腰を押さえながらそこにあった服に手を伸ばした。
どうにか着替え終えて確蝶に昨日のことを話す。
確蝶「そうだったのか…力不足ですまない…やりすぎないように言ったんだけどな」
アイツらがそれで大人しくなるようには思えなかったから別に気にしない。
九井「とりあえず今日の夜までに痛みが引いてたらいいんだけどな」
確蝶「イザナに言って今日は休みにするか?そういうこともできるはずだ」
九井「いや、そこまでしなくても…」
確蝶「痛いのを隠して無理するものでもないからな…辛かったらいつでも言えよ?」
九井「悪いけど腰に湿布貼ってくれ…痛すぎて動くのも無理そう」
そもそも2人同時に相手するなんて聞いてなかったし
九井「今日はイザナか獅音だな…」
確蝶「多分だがイザナは最後だと思うぞ」
九井「じゃあ、獅音か… 」
何故かこの裏儀式にノリノリのアイツか
昨日みたいにならないのを祈るばかりだな
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イザナ「確蝶……なんで九井をおぶって来たんだ?」
確蝶「昨日の行為で腰を痛めて動けないと言っていたから」
蘭「俺が見てあげようか♡」
俺は確蝶に引っ付いて反論する。
九井「主に蘭のせいで痛めたんだよ!」
竜胆「兄貴…ココに嫌われてるじゃん」
蘭「竜胆~?」
竜胆「っ!ナンデモナイデス」
蘭「だよな~♡」
すると獅音というやつがのんびりと話す。
獅音「夜まで遊んでやろうと思ったのに…痛めてるんじゃお預けかぁ?」
九井「悪かったな…文句なら灰谷兄弟に言ってくれ、主に蘭だからな」
獅音「まぁ、それは後でいいや…俺は夜の準備するからそれまでは休んでろ」
あれ?意外とコイツ優しい?
竜胆「優しいのは今だけだ」
九井「え?」
確蝶「アイツは狂犬だからな…夜は狼に変身する…休んで腰を直せというが次は自分が壊したいという意味だからな」
九井「今の話でもう既に逃げたくなったんだが」
イザナ「確蝶…お前は今日いいや……九井の世話は俺がする」
そう言ってイザナは俺を確蝶から下ろしてそのままお姫様抱っこをされる。
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ベッドに雑に下ろされ思わず腰をさする。
九井「こっちは腰痛めてるんだぞ!もっと優しく下ろせ!」
イザナ「お前…王に逆らうのか?」
九井「…そうじゃなくて」
何か言い訳を探すが全く思い付かない。
するとどこから持ってきたのか少し太めの縄で手首を縛られそのままベッドの柵に結びつけられる。
九井「いっ!これなんだよ!」
イザナ「逃げたいなんて言ったからお仕置き…それで夜まで大人しくしてろ……逃げたらわかってるよな?」
笑ってるのに目の奥が笑ってない彼に恐怖を覚えた。
次回に続くーー