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湯気

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湯気

2 - 2.

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2025年02月04日

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ー注意事項ー

・一話参照


shoさんが惑わされまくってます

わんく



























「sho何食べたい?」

「んー…。シチュー!!ciも、あったかいのが食べたいやろうし!」

「せやな!えっと…、シチュー、シチュー…。」

rbが冷蔵庫を漁り始める。

shoはciと風呂から上がったばかりで、髪の毛を乾かしていた。

shoの膝に座っているciは変わらず虚無顔で、ぼーっとしている。

だが、少し微笑んだように心地良さそうにしていた。

shoも楽しそうにciの髪の毛を触っていた。

「なあ、具材足りんから買ってくるわ。ついでになんか欲しいのある?」

「あ、俺行くよ!rb、買うもんメモ!!!」

「ありがとうな。ちょっとまって。」


「ん。これ頼むわ。」

rbはメモをshoのポケットにいれた。

shoはニット帽を被り、笑顔で手を振る。

ciはこちらを見ていたが、shoの左右に動く手を眺めているだけだった。


shoが出ていくのを見送ったら、rbは暖炉の火をつけた。

それから、ciにブランケットを掛けて、隣に座る。

「俺この映画見たいねん。ciはこれでええ?」

ビデオのパッケージを見せれば、ciはこてん、と首を落とした。

「ほら、これ。アクションムービー。面白そうやろ?」

「…。」

「ん?ふふ、ci。こっち見て。ほら、パッケージ見るんや。」

ciはずっとrbの顔を眺めていた。

rbが顔の前にパッケージを持てば、こくん、と静かに頷いた。

頷いたというのか、首の力を抜いたともいうのか。

だけれども、とにかくrbは動いてくれたことが嬉しかった。



「…怒られるかなぁ、」

両手いっぱいに乗っけられたお菓子たち。

袋に入り切っていないのだ。

shoはついついお菓子を買いすぎてしまった。

勿論、頼まれたものは買ったのだが。

両手にしっかりと力を入れて歩いていると、前方にutを発見した。

utはキョロキョロしながら歩いていた。

うんざりとも思ったが、どうにも見捨てられず声をかけることにした。

「ut。なにしてんの。」

「shoちゃん…。」

震える手には通信機器が握られていた。

それは他国と通信するためのものである。

「…。あっちのベンチ座ろ。とりあえず。」

「うん、」

utの前を進み、ベンチにズカッと座る。

お菓子を1つ開けて、utに差し出す。

「…それで、どうしたん。」

「あの、前はカッとしてもうて、ごめん…。rbに謝ろうって、思って。」

「…それで??それだけちゃうやろ?」

shoはutの口にお菓子を入れ込み、自分も食べた。

「…その、rbがciのこと知りたがってたから、えっと、伝えとこ思って。」



「…え?!お前ciのこと覚えてんじゃん!!」

「……え?どういうこと、?」

shoの口からお菓子が滑り落ちる。

utは首を傾げて続けた。

「…嗚呼。そう言えばsho達はおらんかったな。ciがスパイやって知った日。」


「お前らが帰ってくる前日。ciが外交に行ってた国から連絡があってな。

ciがw国の重要書類を置いて行ったって。

ciは外交先の国に例の書類や、って言ったらしい。何処かの国、つまりスパイ先の国と勘違いしたんじゃないかって。」

utは通信機器の履歴を見せて言った。

「…嘘、ちゃうんか。」

「…そんなん分からへんよ。でも、ciは外交官やし、元詐欺師やし。そうなんじゃないかって話になって。ciの部下にも聞いたら、確かに外交は外で待機にされてるって言ってて。」

「…うん。」

「それでほとんどが確信してな。まー…、その。色々あってん。俺は見たくなかったから離れとったけど。ほんま、色んなことを、やってん。」

「うん。」

あの時の、いや今のciを見れば、何があったかなんてなんとなく察した。

shoはぎゅう、と拳を握りしめた。

もし本当のことなら、ciを見捨て、早く軍に戻るべきなのではないか、と。

本当のことなら、スパイ先の国がciを引取りに襲いに来るんじゃないか、と。


「ごめんな、話してなくて。」

「ううん。気にすんな。」

「…shoこっちに戻ってこおへんの、?」



「ごめん。少し、時間がほしい。」



家に帰り、その事をrbに話した。

rbは人参を切る手を止めて、その話を聞いていた。

ciは今もソファの上でぼーっとしている。

「…shoはどうしたいんや?」

「俺は…、正直わからない。rbに着いてくよ。」

「ほおか。じゃあ、火つけてくれるか。」

「……え?」

「ほら、シチュー冷めるやろ。火つけて。」

「あ、うん、!」

かちち、と火をつけて、具材を入れ込む。

rbは黙々を混ぜて、それから皿に移した。


「俺はciを信じる。書類がほんまにあるって証拠も無いやつを、他人なんかを、簡単に信用するもんか。」

「確かに、」

「…それに俺には分かんねん。」

rbはエプロンを脱いで、ciを起こした。

ciの目線がrbを向く。


「ciのこの目見とりゃわかる。」

rbはそう言いながらシチューを運んだ。

「目、?」

「うん。ほら、食べよ。冷めるで。」

「あ、うん!せやな!」



「ふー…お風呂上がったで。」

shoは濡れた髪を拭きながらソファに座った。

ciはrbと映画を見ていたらしい。

「冷めんうちに乾かせよー。」

「はいはいー。」

「よし、俺も風呂行くわ。ci、一旦映画止めんで。」

rbは映画を止めると足早に風呂場へ向かった。


shoは気まずそうに頬を掻く。

(rbがおらんかったらとっくに捨てただろうな。俺。)

ちら、とciを見る。

ciは床をぼーっと見ていた。

(…スパイだとしたら、バレた時罵られることくらい覚悟してるはずやし。この結果はどう考えても不自然や。)

少し近づき、ciの頬に出来た赤い跡を摩る。

それはどう見ても涙の足跡であって。

(…utが言ってた、他国の証言をどう読み取っても、今のciを見たらやっぱり嘘なんじゃないか、?)

shoはciの頬に手を置き忘れたまま見つめていた。

すると、むず痒いのかciはのそり、とshoの方を向いた。

「…あっ、ciごめん。触ってもうて。」

「…。」

「…不安そうな目すんなって。」


「うん、俺やっぱり男に二言はねェって思うからさ!!」

shoはciの肩を掴んだ。

綺麗なイエロー色の瞳がciを見つめる。


「俺!アイツらからお前守るよ!!言ったやろ!そうやって!!」



「ci、お待たせ。髪の毛だけでも洗いにー…って、あれ?」

rbは白いタオルを首にかけたまま、その場に立ち止まる。

目の前のソファには、shoとciが抱き合って、丸まり、寝ていた。

rbは静かに微笑んだ。

「…ふう、よかったぁ、」

一時期は、仲間を失うかと思った。

rbは力が抜け、その場に倒れ込んだ。

ぐぐ、と拳を握りしめ、顔を隠す。

弱音は吐かないようにしてた。

いつだって、彼。shoの前では。

だからこそ、強気で彼に言葉を押し付けていた。

よかった。心から安心した。


「…rb、?」

「…sho、今俺を見ないで。」

きっと、酷い顔してる。

rbがそう言うと、shoは大きく笑い近寄ってきた。

そして、頬を掴み、優しく顔を上げる。

「そんなレアなrb。見逃すなんて勿体ないなあ!!」

明るい太陽に照らされたのなら、きっと湯気も立たなくなるだろう。





状況整理

w国の皆様→ciがスパイだと他国に教えられる。それを信じ、ciに無慚なことをした。

記憶喪失よりも重い理由があってこうなってるってことだす

他国は私らからすればもう敵ってことでおけ



もう忙しいに忙しい

あと二週間ってまぢ?

やる気ないと書けそうにないので、ここから先は♡が1000超えたら書きます

いいね稼ぎみたいなのでごめんなさい🙏

あんまり読まれてなさそうだったらそのままここで切らせてもらいます!!!!

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