テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
じこまん
40
怜
206
碧瑠(みどる)&理雨
44
コメント
8件
実際は煙草吸ってんのかな…毎朝髪コテで巻いてたらなんか乙女…! 距離感バグってるちゅやーん…だざちゅうは二人はずっと一緒にいてくれほんとに。 なんか表現が上手くなってるくないですか…?才能を信じてしまった瞬間だったぁ…
中也がタバコ吸い始めた理由、めっちゃ気になりました!! 太宰さん♀に対しても、はぐらかすなんてどんな理由があるんだろ。 きっかけとかあったり、本当に気まぐれなのか。 少し考えさせられる作品でした!! 自分以外に夢中なってる中也を見て拗ねる太宰さん♀可愛すぎる!! 中也も甘やかしたくなるのに納得です。 あと、シガーキスとか最高、需要ありまくりな展開でした。
いやあ、この46話めっちゃ良かった…! ベランダでたばこ吸う中也と、突然現れて「一本くれ」って駄々こねる太宰のやり取りがもう最高すぎる。火をつけるシーンの距離感、口移しじゃないのに唇が近づくあの空気、そして見事にむせる太宰のギャップ萌えヤバい。普段の不気味さが全部吹き飛んで、中也の前だけで見せる無防備な甘え方、尊すぎて倒れるかと思った。自業自得って言いながら背中ポンポンしてやる中也の優しさも含めて、この二人の空気感がたまらないっす…!!
最近テラー使ってる学校のiPadにCiscoとかいうアプリがあってテラー開けない夏の穂です…
いつもChromのデータ全消し→シャットダウンしてバグ起こして投稿してます…
フォロバ掲げてやってる立場として、やっぱ高浮上じゃないとダメだよね…汗
っていうかフォロバ言ってるくせに三ヶ月で150人フォロワーって進行遅くね??!
あ、すみません、書きます…。
たばこ
夕闇が深く染み入る頃、ベランダの冷たい手すりに肘をついた中原中也は、細い指先で挟んだ煙草をちらりと見下ろした。オレンジ色の火花が息を吸い込むたびに小さく熱を帯び、夜気に溶けるような白い煙が、風に撫でられてゆらゆらと宙へ消えていく。
背後から忍び寄る気配に気づいたのは、足音が聞こえるほんの一瞬前だった。いつの間に開けられたのか、窓の隙間から滑り込んできた温い室内の空気と一緒に、ひょこりと顔を出した太宰治が、中也の肩越しにじっとその手元を覗き込んでいる。
「ねえ、中也」
甘ったるく、どこか退屈を紛らわせるような声音が耳をくすぐる。太宰はそのまま中也の背中にぴたりと体を預けるように寄りかかると、首をかしげて不思議そうに尋ねた。
「なんで煙草なんか吸ってるの。前は吸ってなかったじゃないか」
その問いかけに、中也は小さく息を吐き出す。肺の奥まで満たしていた煙が、夜の闇に白くほどけていくのを冷めた目で追いながら、面倒くさそうに首を振った。
「別にいんだろ、そんなの。気まぐれだよ、気まぐれ」
そっけない返事を残したまま、中也は再び煙草を口元へと運び、先ほどよりも少し深く煙を吸い込んだ。体内に巡る苦いニコチンの刺激が、日中の昂った神経を心地よく麻痺させていく。それを嗜む中也の横顔を、太宰は不服そうに見上げていた。
「へえ、気まぐれねえ……」
太宰はかすかに頬を膨らませ、納得がいかないとばかりに小さく鼻を鳴らす。中也が自分以外のものに気を取られているのが面白くないのか、あるいは単純に、目の前でくゆらされる煙が気まぐれにしては様になりすぎているのが癪に障ったのか。
じっと中也の指先を見つめていた太宰は、ふと思い立ったようにその袖をトントンと引っ張った。
「ねえ、中也。私にも一本ちょうだい」
「は? お前、吸えねえだろ」
「吸えるかどうかはやってみなきゃわからないじゃないか。ほら、けちなこと言わないの」
ねだるような、子供じみた甘えを含んだ声に、中也はあきれ果てたようにため息をつく。だが、これ以上突っつき返しても面倒なことになるのは目に見えているため、中也は仕方なくポケットからくしゃりとした箱を取り出し、器用に一本だけ引き抜いて太宰に突き出した。
「ほら、やるよ。むせても知らねえからな」
「やった」
太宰はパッと顔を輝かせると、中也から差し出された白い煙草を嬉しそうに受け取った。しかし、いざ指の間に挟んでみたものの、太宰はそのままじっとそれを眺めたきり、微動だにしない。
じっと見つめ、首をかしげ、また煙草の先端としげしげと見比べる。数秒ほどその奇妙な静寂が続いたあと、太宰は「あ」と間が抜けたような声を漏らした。
「どうした、早く吸わねえなら返せよ」
「いや、違うんだ中也。……火がないや」
太宰は肝心の火をつける手段をすっかり忘れていた。その間の抜けた告白に、中也は片眉をピクリと持ち上げる。自分で言い出したくせに用意周到さのかけらもないその様子に、少し意地悪をしてやろうという気恥ずかしさと気まぐれが同時に頭をもたげた。
中也はふっと小さく笑うと、自分の口元に挟んでいた煙草を指先で摘み、太宰に向き直った。
「お前な、まったく……。いいから、それを咥えてろ」
「え? こう?」
太宰は言われるがまま、自分の唇の間に新しい煙草を挟んでみせる。その無防備で少し間抜けな顔を正面から捉えると、中也はそのまま一歩だけ距離を詰めた。
不意の急接近に、太宰の瞳がわずかに見開かれる。だが、逃げる間も与えず、中也は自分の口元にあった赤い火種を、太宰の口元へと静かに寄せた。そのまま顔を傾け、二人の唇の距離がゼロになる。
熱を持った先端が触れ合い、わずかに赤みを増した火種から、香ばしい煙の匂いがふわりと鼻腔をくすぐった。直前、中也が吸っていた熱と湿り気が、そのまま太宰の唇へと移り変わる。
予期していなかった濃厚な距離感と、不意打ちのスキンシップに頭が追いつかなかったのだろう。太宰は反射的に息を呑み込んでしまい、差し出された火種の熱とともに、煙草の煙をごっそりと肺の奥まで勢いよく吸い込んでしまった。
「っ……けほっ、ごほっ……!」
耐えきれなくなった太宰は、その場で激しくむせ返る。体勢を崩して中也の肩に額を預け、コンコンと小さく肩を震わせながら、激しく咳き込んだ。
一気に吸い込んだ刺激がよほど強烈だったのか、太宰の綺麗な瞳にはうっすらと涙が滲んでいる。潤んだ茶褐色の瞳にわずかな赤みを帯びさせながら、太宰は恨めしそうに、そしてどこか捨てられた子犬のような気だるげな色気をまといながら中也を睨み上げた。
「……っ、ひどいじゃないか、中也……」
咳でかすれた声で、潤んだ目で見上げてくるその姿は、端から見れば文句なしに愛嬌があった。普段の底知れない不気味さや冷徹さはどこへやら、今の太宰はただひたすらに、中也の前でだけ見せる無防備な甘えに満ちている。
中也は咳き込む太宰の背中を、乱暴だがどこか優しげな手つきでポンポンと叩いた。
「自業自得だろ。だから言ったじゃねえか、吸えねえってのによ」
「うぅ……苦いし、喉が痛いし……こんなののどこが美味しいんだか……」
涙目でぐっと唇を尖らせ、いじけたように眉をハの字にする太宰を見て、中也は小さく吹き出した。先ほどまでの冷たい夜の空気も、胸の奥の澱みも、この馬鹿げたやり取りのせいで綺麗に霧散していくのを感じる。
「ほら、もうよせ。無理すんなっての」
太宰はまだ名残惜しそうに喉を押さえていたが、やがてふっと力の抜けた笑みを浮かべ、中也の胸元に額を預け直した。ベランダの冷気の中、二人の間に漂う煙の匂いだけが、いつまでも静かに揺れていた。
中也って何気に公式が非公式かわかんなくなるキャラ立ちあるよね…料理上手設定とか…たばこ設定とか…髪は毎朝コテ巻いてるとか…。