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カメ吉
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#幻想入り
カメ吉
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アイテム番号: SCP-8309-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
SCP-8309-JPは、サイト-81██の標準低脅威物品収容室に設置され、常時施錠された状態で管理されます。実験時を除き、SCP-8309-JPの半径5m以内への全職員の立ち入りは禁止されます。
SCP-8309-JPの特性によって発生した有機残渣(以下、SCP-8309-JP-A)の清掃・処分は、精神的負担軽減の観点から、特定の合成香料に対するアレルギーを持たないDクラス職員が担当します。
実在する化学メーカー「花王株式会社」に対する風評被害および情報漏洩を防ぐため、カバーストーリー「過激なステルスマーケティング」「新型柔軟剤のサンプリング実験」が適用され、財団フロント企業を通じて定期的な資金提供と情報統制が行われます。
説明:
SCP-8309-JPは、一見すると一般的な家庭用の縦型全自動洗濯機です。しかし、内部の電子基板や駆動モーターは現代科学で解析不可能な未知の変則的部品で構成されており、外部電源が接続されていない状態でも完全に稼働します。
SCP-8309-JPの異常性は、半径5m以内に生存している大型哺乳類(人間を含む)が接近した際に発現します。対象となった生物は、約50%の確率で強烈な強迫観念(「自身を洗浄しなければならない」という認知歪曲)に駆られ、自ら進んで衣類を脱衣し、SCP-8309-JPの洗濯槽内(容積約50L)へと物理的な矛盾を無視して無理やり侵入を試みます。
侵入が完了すると、SCP-8309-JPの蓋は自動的にロックされ、約180分間の「標準洗濯・脱水サイクル」が開始されます。サイクル中、内部からは激しい打撃音、骨の破砕音、および対象の生命活動が停止する際の音声が確認されます。
サイクル終了後に蓋が開放されると、内部からは元の生物の原型を留めていない、完全に脱水された赤黒い肉塊(SCP-8309-JP-A)が排出されます。SCP-8309-JP-Aからは大量の血液微粒子が飛散しているにもかかわらず、血液特有の生臭さは一切感知されません。代わりに、花王株式会社が製造・販売する衣料用柔軟剤「ハミングフレア(特に『サボン&ムスクの香り』に類似)」の極めて強い香気が周囲に漂います。
補遺1: 衣服の裏返し現象について
SCP-8309-JPの周辺(半径10m以内)で通常の洗濯・乾燥を行った財団職員の衣類が、投入時の状態に関わらず100%の確率で裏返しになって排出されるという副次的な変則効果が確認されています。この効果は非致死性ですが、対象となった職員の精神的ストレス(主に苛立ち)を著しく増加させることが判明しています。これがSCP-8309-JPの持つ明確な悪意によるものか、単なる時空間の反転バグであるかは現在も調査中です。
補遺2: 音声記録(サイト-81██・食堂での会話より抜粋)
エージェント・██: 「なぁ博士、これ本当に大丈夫なのか? IKEAの時はまだ『異次元の家具屋』で都市伝説っぽく誤魔化せたけどさ。今回は名指しでハミングフレアの香りがする血塗れの肉塊だぞ。あの大手メーカーから訴えられたりしないか?」
クレフ博士 「問題ない。財団の隠蔽部門が先方の経営陣に『最先端の五感訴求型ステルスマーケティングの一環』として処理させている。それに……確かに凄まじい風評被害だが、匂い自体は本当に良い香りだからな。現場の清掃担当のDクラス職員たちを見てみろ。『通常の死体処理(サイト-81の日常)より部屋が良い匂いになるから精神的に楽だ』と、なぜか評価が上がっている。」
グラス博士「麻痺しすぎでしょう、うちの現場……。あ、クソ、私の制服、また裏返しで洗濯されてる! ポケットの中身が出しづらいですね……絶っっ対にあの洗濯機の嫌がらせだ……!」
クレフ博士 「それに関しては、現在財団が総力を挙げて解明中だ。全裸で入ったDクラスの肉塊(SCP-8309-JP-A)も、よく見ると内臓と皮膚の配置が部分的に裏返っている形跡があるからな。根が深い問題だ。」
グラス博士 「最悪な伏線回収をやめてください(引き顔)」
コメント
1件
え、SCPっぽい書き方で来ると思ってなかったからめっちゃテンション上がったわ!笑 洗濯機が人間を“洗浄”しちゃうっていう発想と、そのあとの肉塊からハミングフレアの香りがするギャップが最高にエグくて好き。Dクラス職員が「良い匂いだから精神的に楽」って言ってるのも、現場のブラックさとユーモアが効いてて笑った。裏返しになる伏線回収も含めて、めちゃくちゃ好みのホラーコメディです。続き読みたい!