第四話:平和か家族か…。
フィン】「…………」
ずっとだ…。
任務の場所へ向かっている時。
フィン君はずっと黙ったまま…。
ドット】「おい…やっぱ、アジトに戻れよ…フィン…」
フィン】「大丈夫…」
それはそうだよな…
兄を…レイン君を殺さなきゃいけないかもしれないのだから……
レモン】「いいんですよ?無理しないでください…」
フィン】「無理なんかしてないよっっ!!」
この場がシーンと静まり返る…。
レモン】「ご、ごめんなさい…!」
……………………。
フィン】「……ご、ごめん…大きい声出して……」
こういう時…どうすればいいのかわからない。
殺し屋…だけど……家族が敵の場合…
殺すのか…殺さないのか…
殺しておけば、次何かあった時も楽だろう…
だが、家族を殺すのは簡単にできるものじゃない
この選択は……
マッシュ】「フィン君…好きにしていいと思うよ…」
フィン】「え…?」
この選択は…フィン君がする事だ。
マッシュ】「フィン君が、お兄さんを殺したくなければ、殺さなければいい」
フィン】「!……でも…何かあったらまた敵になる…敵が増えるだけだよ……みんなに…何かあったら……」
……そんな心配必要ない。
マッシュ】「その時はどうにかするよ……」
みんなで……
マッシュ】「グーパンでね。」
僕達は仲間なのだから……。
仲間が困っているならば、何があろうと手を貸すよ…
僕の言葉にみんなが頷く。
フィン】「ありがとう…。みんな!」
さぁ、みんなの心が一つになった。
フィン君の決断の答えはまたいつかお話するとしよう…
僕達は《イーストン魔法学校》へと足を進めた。
[続く]
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!