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どうにかこの2日間を乗り切った
お客様も沢山来店してもらえた
深夜2時過ぎ
営業を終えてタクシーで帰宅する
さすがに飲みすぎたみたい
昨日は気力で乗り切ったけど、今日は最後だからと頑張りすぎたか?
不破さんを起こさない様、静かに家に入ると急いでシャワーを浴びた
そして寝室には向かわず、反対側の客室へ向かおうとした時‥‥
「おかえり。どこに行くつもりだい?」
「不破さん⁈起こしちゃいました?」
「少し前に起きたから、こやの帰りを待ってたよ」
「起きてて大丈夫なの?」
「もう症状は無くなったから」
俺は不破さんの側まで歩いて行くと、優しく抱きしめられキスを貰う
「あはっ、こや‥‥めっちゃ頑張ったんだね」
「‥‥え?俺、まだ何か付いてる?シャワー浴びたのに」
「違うよ。こやからお酒の匂いがする。沢山飲んだんだね」
「俺、酒強いから大丈夫です」
「そう?でも目が飲み過ぎたって言ってる」
「‥‥今日は最後だから少し飲み過ぎたかも」
「じゃあもう寝よ?」
灯りを消し、一緒にベッドに潜る
こんなに近くで眠るのは1週間振りだ
不破さんを見つめると不破さんも俺を見ている
「‥‥?なんでそんなに見るんですか、俺の事」
「こやが見てるからじゃん。しかもそんな目で見てくるなんて‥‥誘ってる?」
「え?そんな目って言われても‥‥」
「店でもそんな目で誰かの事見てないよね」
「だからどんな目してんの俺‥‥」
ベッドに横になったら余計に気が抜けて頭が回らない
不破さんは何言ってんだろう?
「Merry Xmas!こや‥‥」
「ん‥‥不破さんもメリクリ‥‥」
舌も回らない
そんな俺に不破さんがまたキスをする
不破さんの唇だ
俺は舌を出して下唇を舐めた
その舌に絡む様に不破さんの舌が入ってくる
あ‥‥
気持ち良い
不破さんのそれ
もっと欲しい‥‥
俺は無意識に不破さんの舌に吸い付いた
不破さんがそれに反応し、もっと深く口付けをする
そして離された唇をペロっと舐めながら、重い瞼を手で擦る
その擦った瞼に不破さんがキスをした
「こや、眠い?」
「ん‥‥ねむ‥‥」
「そうだね、続きは明日にしようか」
そう言って少し身体が離れる
俺は目を開け、不破さんの体を抱きしめた
「ん‥‥やだ」
「眠そうだよ?」
「出来る」
覚束ない手で不破さんのパジャマのボタンを外す
俺の上で不破さんが笑ってる
何がおかしいのか分からず、不貞腐れた顔で不破さんを見た
「こんなに酔ってても可愛いんだから」
「‥‥俺だって出来るんだから‥‥」
「分かったよ、こや。でも今日は俺に任せて?」
バスローブの紐を解かれる
不破さんの素肌と触れ合い、腕と脚を絡ませた
「こやぁ、そんなにくっ付いたら動けないよ」
「んぁ?‥‥」
脚から力を抜き、ベッドに下ろすとそのまま脚を広げた
「こんな姿見せるなんてもう人前で酒は飲ませられないな」
「だって不破さんが‥‥あっ!‥‥」
「俺の前だけにしてね?こんなにイヤらしいこやは」
「あ‥‥あぁっ‥‥指じゃなくて早く‥‥んっ!」
背中に回した手を離し、不破さんのものを包み込む
不破さんが中から指を抜き俺が掴んでいる手を上から掴み、そのまま手の中で腰を動かした
「これが欲しい?」
「ん‥‥欲しい」
「フフッ、なんでも素直に答えるのやめて?俺がおかしくなっちゃう」
「不破さんは元からおかしいよ?」
「マジレスしないでよ!」
不破さんが笑いながら俺の口を塞いだ
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