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中也「ほら、着いたぞ」
太宰「あ~あ、森さんに会いたくないなぁ」
中也「手前の私情なんか知るか」
太宰「酷ぉい」
見張りの部下が大勢居たが現幹部の中也が居たので何の問題も無く入れた
中也「首領、失礼します 」
森「お早う中也君、そして太宰君」
中也「お早う御座います」
太宰「…..」
中也「挨拶しろよ!」
太宰「森さんに何か挨拶したくな~い」
森「相変わらずだね笑」
森「早速だけど中也君」
森「太宰君と話がしたい」
森「席を開けてくれるかな?」
中也「承知いたしました」
太宰「森さんと二人きり~?」
中也「失礼な事言うんじゃねぇぞ」
太宰「はいは~い」
ガチャン
森「君は本当に変わらないねぇ」
太宰「どうでしょうね」
太宰「其れより話って何ですか?」
森「君の過去についてだよ」
太宰「…..」
森「先日、中也君から話を聞いたんだけどね」
森「其れが事実なのか知りたくて」
太宰「…貴方なら判っているでしょう」
森「私はね君の口から真実が知りたいのだよ」
森「今君、何か困っているんでしょう?」
森「其れについても話したいしね」
太宰「ほっといてくれて構いません」
太宰「私は大丈夫です」
森「話すつもりは無い、か」
森「では私から話を切り出そう」
森「君は本当に【津島修治】なのかい?」
太宰「…..」
森「瞳が揺らいだね」
太宰「ッ」
森「太宰君にしては珍しい」
森「相当思い詰めている様だね」
太宰「…森さん相手に隠し事は難しいね」
太宰「判りました、正直に話しますよ」
森「では最初から」
森「太宰君、君は【津島修治】なのかい?」
太宰「はい」
太宰「私の本名は津島修治です」
森「君の家は兄弟が六人居たよね」
森「何故五人も死んだんだい?」
太宰「父上に殺されたからです」
森「…..」
太宰「お偉いさんの前では良い顔して ますが実際の父上はそんな良い人じゃ無い」
太宰「あの人には…人の心が無い」
太宰「自分の功績の為なら何だって使う」
太宰「例え其れが家族だとしても」
森『矢張りそうだったのか』
森「話してくれてありがとう」
森「中也君からね電話で聞いたんだけど」
森「何か困っているのかね?」
太宰「…父上に見つかってしまいまして」
森「…其れは不味いねぇ」
太宰「昨日の昼に会ったのですが夜も気配を感じたり、実際街中で会いました」
太宰「父上は私の居場所を知っています」
森「ポートマフィアで匿ってあげようか?」
太宰「…良いのですか?」
太宰「私は貴方を、組織を裏切った人間です」
太宰「そんな人間がポートマフィアに居たら問題になるかもしれませんよ」
森「其の時は其の時だよ 」
森「別に大丈夫さ」
太宰「…貴方に借りを作るのは癪ですがしょうが無いですね」
森「別に借りじゃ無くていいさ」
太宰「…貴方其れでも首領ですか?」
森「まぁまぁ笑」
森「昔たくさん助けられたしね」
太宰「どうも有難う御座います」
森「中也君、入って来なさい」
中也「はい」
森「これからについて話そう」
森「暫く太宰君を匿う事にした」
森「護衛は中也君で良いかな?」
太宰「中也以外が良いです 」
中也「何でだよ!」
太宰「何で君に話さなくちゃいけないのさ」
森「二人とも落ち着いて」
森「太宰君、其れは何故かね?」
太宰「…話したくありません」
太宰「でも中也以外がいいです」
森「…判った、では芥川君の部下を付けよう」
太宰「有難う御座います」
森「先程、自分でも言っていたけれど太宰君は一応組織の裏切り者だ」
森「あまり目立つ行動はしない様に」
太宰「は~い」
森「何かあったらすぐに連絡する事、いいね?」
太宰「判りました」
森「中也君も太宰君の事よろしくね」
中也「はい」
中也side
彼奴は何故護衛から俺を外した
護衛には俺が最適だったろ
なのに何故…
しかも昨日、俺に助けを求めたくせに
あの取り乱し方だって尋常じゃなかった
普通の恐怖だけじゃあんな事にならない
一体どんな事をされて生きて来たんだ
…いや、そんな事如何だって良い
太宰が俺に助けを求めた
其れだけで俺が動く理由はもう有る
俺は兎に角太宰を守る
それだけだ_
太宰side
結局森さんに頼っちゃった
まぁいっか
これからどうしようかな
きっと、いや絶対父上は私の居場所を突き止める
どんなに逃げたって何処迄も追いかけて来る
其れがあの人だ
逃げても逃げても捕まる
何度も経験した
絶対家に何か帰りたく無い
あんな場所、もう嫌だ
でも皆んなは巻き込め無い
私の所為で父上に目を付けられる何て事
絶対にあってはならない
特に中也
中也の異能は私と同じで特別
父上と接触すれば絶対に目を付けられる
…中也にあんな目に遭って欲しく無い
あの時《助けて》何て言って御免ね
あの時弱い所を見せて御免ね
弱みを見せるのはあれで最初で最後にするね
怖くて怖くて堪らないけど
皆んなを、君を絶対に守る
例え自分の身が滅んだとしても_
部下「護衛に付く者です」
太宰「有難う」
太宰「中也の家に行きたいから着いて来てくれる?」
部下「承知いたしました」
森さんが貸してくれた車に乗り込む
運転し慣れている心地良い運転だった
_裏道に入る迄は
バンッ
目の前で血飛沫が舞った
太宰「ぇ、」
車が急停止する
部下の脈を測ったがもう既に脈は無かった
此のタイミングでの奇襲
心当たりが無い訳が無かった
父上「久しぶりだね、修治」
太宰「ぁ、父上、」
父上「さぁ帰ろう」
父上「修治の研究をもっとしたい」
太宰「ッ嫌だ!帰らない! 」
父上「…そんな口を聞いていいのかな?」
父上「何時も修治の隣に居る【中也君】」
太宰「ッ!」
父上「良い異能を持っているね」
父上「とても興味が湧いたよ」
父上「修治が帰らないなら彼を連れて行こう」
太宰「ッ判った!帰るから!」
太宰「帰るから皆んなに手を出さない で…!」
父上「相変わらず良い子だね、修治」
首に痛みが走った
太宰「ッ」
首に注射器が刺さっており、中の液体が体内へ侵入した
太宰『誰か』
太宰『助け、て』
私は気を失った
父上「お帰り、修治」
お久しぶりです
たくさんのコメントありがとうございます!
おかげさまでやる気出ました!
これからも頑張ります✨
コメントしてくださいー!
コメント
2件
主様!今回も最高でした✨✨ 太宰さんがどうなるか夜も眠れない……💦 続き楽しみです♪