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「おっーベリーちゃんじゃんお久ー!」
陽気に話しかけてきたのは,殺し屋ワトソン
陽気な口調とは裏腹に殺しに関してはまさかに天才の領域だ.
アイスピックや,暗器または,小斧などを使いこなす猛者中の猛者だ.
「ワトソンか,どうしたんだ?」
「いや最近やばいらしいじゃん,もし俺が死んでもいいようにスキンシップは取りたいよなぁ」
意味のわからない狂ってる人間だが、悪い奴ではない.
先日俺は、殺し屋に襲われた.
何とか勝てたが、相手はプロ.おそらくこの組織の半数の人間が奴に殺されていただろう.
無論俺もワトソンもこんな所で死ぬ人間ではないが,おそらくこれは序章.
本格的な襲撃が近日来ると俺たちは踏んでいたのだ
「それに,まだやりたい事も沢山あるしねー」
小声でボソッと奴が呟いた.
俺はワトソンといると何故か気が楽になる,あいつがコミュ力バケモンなのか何のかわからないが.
「ま、取り敢えず気をつけなよ,生きてまた会おうぜ」
「おう!ベリーちゃんも気をつけてなー!」
そう言いながら,ワトソンは何処かへと行った.
この組織にも定時はある,ワトソンは優秀だからもう帰ったのか.
「俺もそろそろ帰らないとな」
そう小声で言い,依頼表を見た.
ワトソンは実は狙われていた.
奴はある程度の場所へ行くと,何もいないはずの公園遊具を見ながら
「いるんだろ?さっさと出てこーい!」
と言った.
「ほー俺に気づくとはさすがは組織の実力者」
出てきたのは一流の暗殺者ペルン.
デビルゴットお抱えの暗殺者で特殊警棒が獲物だとか
「成る程お前も来るとなると組織も本気なんだなー」
そう呑気にワトソンが言う.
「ほざけワトソン,俺が尾行していると気づいてたな.」
そうここは夜人気のない公園,誰も来ない場所をワトソンは狙っていたのだ.
「ごちゃごちゃうるせーな,つまんねぇぞ.」
ワトソンがそう言うと
「つまらんか,だが俺からすれば貴様が即死することの方がつまらん」
ペルンは一瞬で攻撃を仕掛ける.
放たれた1発は警棒とは思えない威力
しかしワトソンの動体視力を捉えるに至らない.
「お前の実力本当だったんだなー!」
そう言いながらもワトソンがカウンターを放つ.
「それは読んでいることよ」
何と奴は距離を離しチャカを持っていたのだ.
「さよなら散れ」
しかしワトソンは余裕の笑みを見せた.
「心理戦か,それは俺の得意分野だ」
何とカウンターはブラフだったんだ,奴は既に銃口を向けている.
「1発で死ぬなよ」
その一撃は奴の腹部を貫いていた.
「クソが!それがどうしたー!」
奴が反撃体制へと出る,その前に
「アイスピック火薬だ,獲物にもなるぜー!勉強しろよぉ〜」
ワトソンは陽気な口調でそのアイスピック火薬を擦りペルンへと投げつける.
あまりにも一瞬,奴はそれを躱せない.
「クソッタレーがーっ!」
そしてその一撃をモロに食らったプルンはそのまま帰らぬ人となった.
「全く強かったぜー!ただ次元が違うだけ」
そう言いながらワトソンは去って行った.
しかしワトソンもし俺も気づいていた.
ゴットデビルの毒牙は間違いなくこちらへ来ていると