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今回白ちゃん出てきません
ごめんなさい💦
青side
数日たってからか、有栖を学校で見なくなった。
まぁ、あいつは目立つような性格ではないから見ないだけだと思いたいが、何となく嫌な予感がする
一旦クラス行ってみるか。
青「…なぁ、有栖っておる?」
も「有栖か?」
も「…1週間くらい前から来てないよ 」
青「…ッえ?」
まずい、悪い方向にいってる。
青「…なんでか知っとる?」
も「んーーーー俺もよく分からんけど」
も「…1回クラスで水かけられてたな」
青「は?」
最悪だ。嫌な予感が当たってしまった。
守れなかった。
数ヶ月前
先生「猫宮威風。お前は生徒会長としての役目と、もうひとつ頼みたいことがある。」
青「なんでしょうか?」
先「…有栖初兎って知ってるか?」
青「…ッ!?」
有栖初兎。俺が密かに想いを寄せている人。
小学校までは同じでいつも一緒にいた。
でも、俺の親の都合で中学からは離れてしまった。
初兎と離れることは俺にとっては苦痛でしか無かった。
でも、初兎は俺の事忘れてるだろうな。
先「…有栖を副会長に任命した。 」
先「あまりこういう情報を漏らしてはいけないのだが、」
先「有栖は中学でいじめを受けていた。 」
青「…ッえ」
先「…だから、有栖を安心させる為にも、生徒会を彼の居場所にして欲しい。 」
初兎が…いじめられてた…?
青「分かりました。」
今度は、絶対守る。
もう、初兎を傷つけたくない。守りたい。
今すぐ初兎に会いたい。
青「…ッなぁ、有栖の家って知ってるか? 」
も「俺は知らねぇけど、あの派手髪なら知ってるんじゃね?」
青「…ん?」
水「…(読書中)」
あいつって…確か不良じゃね?
え、初兎ってあいつなんかと仲良いの?
マジ無理なんやけど。
水「…ねぇ、聞こえてるんだけど。」
青「…え?」
水「淡々と僕の悪口言わないでくれる!?(怒)」
青「あぁ、すまん。」
青「…そんなことよりも有栖の家知ってんのか?」
水「まぁね〜こう見えて初兎ちゃんとは仲良いので」
まじかよ、
水「だから聞こえてるって、声に出てるんだよ馬
鹿」
青「…あ゛ぁ?」
も「…おい、俺挟んで喧嘩すんなよ」
青「ごめん。」
下校中
水「…なんで初兎ちゃんに会いたいの?」
青「学校来てないから。 」
水「僕はあんま深堀しない方がいいと思うけど」
青「…なんで」
水「初兎ちゃん、傷つきやすいから。」
水「どれだけ信頼してる人がいても、どんなに優しい言葉をかけてくれる人がいても、全員いつか裏切るって思ってるからさ。」
水「人間不信ってやつかな? 」
青「…そう」
初兎は、俺に会いたくないのかな。
青「ってかお前不良だよな?」
青「なんであの時読書なんかしてたわけ?」
水「だって初兎ちゃん居ないもん。」
水「…初兎ちゃん居ないと面白くない。」
水「でも僕、初兎ちゃんが絡むと弱いんだよね」
水「よく他の不良とかと喧嘩するんだけど、その時は容赦なくボコすんだけどさ」
水「初兎ちゃんに怖がられて嫌われたらって思うと、僕喧嘩できなくて…」
水「だから初兎ちゃんをいじめるヤツらをボコすのも上手くできなくて。」
青「…そっか」
こいつも、ちゃんと悩んでるんだ。
水「…はい、ここ初兎ちゃんの家。」
青「…ありがと」
水「…ん」
水「……ねぇ会長。」
青「ん?」
水「初兎ちゃんのことよろしくね」
青「おう」
あいつの目は不安で揺れていた。
でも、微かに期待の色をしていた。
終わりです!
次は白ちゃん出てきます!
♡お願いします!
それでは!