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喉が渇いてたまらない。
本能が暴れる。
満月の日はいつもそう。
苦しくて慣れない。
痛みには職業柄慣れてるのに。
誰も傷ついて欲しくないから苦しいのかも。
翔
一惺〜?
苦しい〜?
一惺
なんで。
翔
満月だよ?
吸血鬼にとって月の満ち欠けって大事でしょ、だからこうして理性に抗ってると思って。
一惺
今日は…無理。
抑えられそうにない。
約束して。
被虐癖直して。
なら、襲う。
翔
保証出来るかわかんないかな〜♡
一惺
やめろ、近づくな。
いい匂いする。
翔
ほら、もう本能が叫んでる。
欲しいって。
本能を押さえつける為に口を小さく開けて口呼吸していたのに。
翔のキスで塞がれた。
月明かりが口元だけ照らす。
舌をぬるりと入れて誘うようなキス。
悪魔の口付け。
唾液がつうっ…と伝う。
我慢できなくて翔を脱がす。
自分も脱ぐ。
いつもの行為みたいにシャツ1枚。
一惺
ッ……////
翔、今日は、甘えたい。
翔
ふふ、わかった♡
キスをされたまま押し倒される。
ふわっと香る翔の香水の匂いに安心する。
オレンジ、ミント、サンダルウッドの香水。
翔
ん、んんっ〜っ…♡♡
ぷはぁっ…♡
かわいぃっ…♡
一惺
はっ?!
ま、と、とるなっ…?!
キスで力が抜けてスマホを奪い取れない。
翔
大丈夫、SNSにはあげないし僕が1人で鑑賞して楽しむためだから♡
一惺
はずかしいっ…!!
やめっ…!
んんっ…////!!
翔
んん、ん〜っ♡
抵抗するならもっとキスしちゃうっ♡
一惺
この、きすまっ…////!!
んんっ…!!
抵抗できなくなるまでキスをされた。
翔
んん、ぷはっ…♡
あはっ…♡
とろとろ…♡
こういう時だけ、年相応だよねぇ…♡
一惺
うるさいっ…////
翔
どこから味わってあげよう…♡
翔は優しく愛撫を続ける。
何か品定めをするかのようにじっくり。
翔
一惺ってさ…
彫刻みたいな腹筋だよねぇ…♡
見てて惚れ惚れする…♡
翔は俺の左足を右肩にかけると撫でながら噛み跡やキスを落としていく。
内ももは翔に開発された。
内ももが模様でいっぱいになると満足したように方から下ろし、何か考え込む仕草をしてあっと思いついたように笑う。
翔
ねぇ一惺…
フェラ…してあげる♡
普通なら他人を犯すとき、所謂雄の顔、というのをする…が、翔は雌の顔である。
どこか蕩けた表情で欲望に忠実な顔。
翔が雄の顔をする即ち終わり。
今までどこか狂気的な蕩けた顔から相手を確実に孕ませようとしてくるマジの目をしてくる。
そんな事を考えながら翔のフェラを見守る。
はっきり言って翔のフェラは肉食系そのもので喉奥まで使ってしてくれる。
常人だったらその前に舌テクニックでイかされてしまうが。
翔
ん、んんっ♡
やんっ♡
顔にかけるのが好き?
一惺
そんな、つもりは…////
口に出すの、きっと、嫌…
翔
もうっ♡
嫌じゃないよ♡
一惺の愛しい命なんだから…♡
僕は相手の愛しいとこ全部…
「味わって」あげたいんだから♡
味わう…
翔にとっては舌で人生の甘みも苦味も愛おしさも感じ取ってきた。
翔にとって舌とはとても大事なもの。
一惺
ッ……////
ぎゅっと抱きしめらて、挿入される。
決して激しくはない、ただ弱い所を擦られる。
翔は俺がイくまでイクのを我慢する。
感度は翔の方が高い。
そうして、俺がイッて余韻に浸かっている時に中に出す。
凄く幸せそうで恍惚としていて。
翔
ふふ、お風呂行こ?
タオルに包まれてお風呂場へ。
翔の力加減はちょうど良くて眠りそうになる。
一惺
…気持ちいい。
翔
寝たら危険だよ?
お風呂上がろうか。
風呂から上がってドライヤーで髪を乾かされてベッドに潜り込む。
翔の消えないオレンジとミントの香りに安心する。
コメント
1件
第41話、読みました!満月の夜に本能と戦う一惺の苦しさと、それを受け止める翔の優しさのコントラストがすごく良かったです。特に「甘えたい」って言葉を素直に出せるようになった一惺の変化にじんわりきました…。香水の香りの描写が安心感を演出していて、温かい読後感が残るエピソードでしたね。